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全国販売なのに…なぜか山形~福井の“日本海沿岸県”で売れる「ポリ袋」、その理由とは?

東京の企業が製造する「アイラップ」というポリ袋が、全国で販売されているにもかかわらず、なぜか“日本海沿岸”地域で愛用されています。

ワンタッチで取り出せる「アイラップ」(岩谷マテリアル提供)
ワンタッチで取り出せる「アイラップ」(岩谷マテリアル提供)

 東京の企業が製造するポリ袋「アイラップ」がSNS上で話題になっています。全国で販売している商品ですが、なぜか山形、新潟、富山、石川、福井の5県で売り上げの75%を占めているからです。SNS上では、5県の出身者とおぼしき人から、「生まれた時から傍らにあり、知らない人がいることにビックリ」「ないと台所周りが不便。あって当たり前」などの声が上がっています。地域が偏っている理由を取材しました。

漬物文化が影響か?

「アイラップ」は、岩谷マテリアル(東京都中央区)が製造・販売しています。「ラップ」といっても、ロール式の透明フィルムではなく、ポリエチレン製の袋です。120度の温度にも耐えられる耐熱性があり、食材を入れて湯せんしたり、電子レンジで加熱したりできます。1978年に発売され、全国のスーパーマーケットやホームセンター、ドラッグストアなどで購入できます。ネット通販では1箱100~200円で販売されています。

 岩谷マテリアルは、札幌市や名古屋市、大阪市、福岡市にも営業拠点がありますが、売り上げは営業所がある新潟市などの日本海沿岸地域、それも東北から北陸地域に極端に偏っています。その理由を同社の担当者に聞きました。

Q.山形、新潟、富山、石川、福井の5県に売り上げが偏った理由は。

担当者「漬物文化が関係しているのかもしれません。この5県は漬物の消費量が全国平均よりも多いのですが、冷蔵庫のにおい防止のため、フィルム状のラップをかけて、さらにアイラップで包んでいる家庭が少なくないと聞いています」

Q.他にどのような理由が考えられますか。

担当者「販売を開始した1978年当初は、全国で積極的に展開していました。しかし、当時はロール式ラップの需要が伸びている時期で、徐々に販売する店舗が減少していきました。そうした中でも、この5県の地元スーパーマーケットや卸業者の皆さんには、継続的に取り扱っていただけました。理由は正直分からないのですが、そのような関係が続いたことが、5県に根付いた理由だと考えています」

Q.今後、どのようにしてシェアを広げていきますか。

担当者「通常の調理や食材保存のほか、最近は、災害時などにお皿をアイラップで包んで使用することで洗い物を減らすなど、非常時のアイテムとして認知されてきました。こうした新しいニーズに対応しつつ、生活に寄り添い、いざという時に頼りになる存在として、全国的なシェアを高めていきたいです」

(報道チーム)

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