足の小指ぶつけ絶叫! “激痛”のワケは? 受診目安を整形外科医に聞いてみた
家具の角に足の小指をぶつけると激痛が生じる原因について、整形外科医に聞きました。

たんすの角や机などに足の小指をぶつけると、激痛が走ることがあります。実際にぶつけてかなり痛い思いをした人は多いのではないでしょうか。そもそも、なぜ足の小指をぶつけると、激しい痛みを伴うのでしょうか。痛みを感じる理由や、受診の目安について、足立慶友整形外科(東京都足立区)・理事長で整形外科医の北城雅照さんに聞きました。
先端に感覚神経が集中
Q.足の小指をぶつけると、なぜ激痛が生じるのでしょうか。
北城さん「足指や手指の先端には、感覚神経が密集しているからです。そのため、少しの衝撃でも強い痛みとして感じてしまいます。また、足の小指の骨が小さいため、構造的に弱く、衝撃による痛みを強く感じやすいです」
Q.なぜか足の小指だけぶつけてしまうことがあります。その原因について、教えてください。
北城さん「歩行時に足指は視界に入らないことが多いです。その中でも、足の小指は最も外側に位置するため、歩行時に物にぶつけやすい状況にあります」
Q.足の小指をぶつけてしまった際の応急処置の方法について、教えてください。
北城さん「けがの初期対応として、下記のような『RICE(安静:Rest、冷却:Ice、圧迫:Compression、挙上:Elevation)』という考え方があります。この考えに基づいて初期対応を考えます」
【安静】
足の小指に痛みがある場合は無理に動かさないようにしましょう。その際、小指に添え木を当てた後、テーピングで固定すると効果的です。添え木がない場合、隣の薬指を添え木代わりにしても問題ありません。
【冷却】
患部を冷やすことで、腫れや痛みを和らげることができます。
【圧迫】
うっ血しない程度に包帯やテーピングで圧迫すると、腫れを抑えることができます。
【挙上】
腫れを悪くさせないために、心臓よりも高い位置に足の小指を上げると効果的です。
Q.足の小指をぶつけた後、医療機関を受診すべき目安はありますか。
北城さん「先述のように、足の小指は衝撃に弱いです。小指を物にぶつけた後、『強い痛みが続く』『腫れや赤みがひどい』『皮膚が紫色に変化』『歩くのが困難』『出血が生じた』といった症状が出た場合、骨折などの可能性があります。できるだけ早く医療機関を受診するようにしましょう」
Q.足の小指をぶつけないための方法はありますか。
北城さん「下記のことに注意するようにしましょう」
【環境を整備する】
家具の配置を工夫し、通路を広く確保しましょう。
【適切な照明】
足元が見えやすいように照明を工夫しましょう。
【歩行時は足元や周囲の環境に注意】
特に狭い場所や見慣れない環境では、足元に注意を払いましょう。
【適切な靴の選択】
つま先が保護されている靴を選ぶことで、ぶつけた際の衝撃を軽減できます。
日頃から自宅で足の小指を物にぶつけることが多い場合、まずは家具の位置の見直しから始めてみましょう。
(オトナンサー編集部)
「足の小指ぶつけ絶叫! “激痛”のワケは? 受診目安を整形外科医に聞いてみた」を拝見。
『強い痛みが続く』『腫れや赤みがひどい』『皮膚が紫色に変化』『歩くのが困難』『出血が生じた』といった症状が出た場合…など書いてますが、この方は臨床を知らないのでしょうか?
痛み強くなくても痛みあれば、腫れてなくても、普通に歩けても、折れてることがよくあります!…特に近年人類全体に弱くなり、その傾向が顕著です!
今日も今しがた…「ひねったかなぁ?」って外傷歴すらはっきりしない方がガッツリ折れていて手術必要じゃね?って状況…そんな方が多数いらっしゃいます!
こんな記事を見たら「痛み軽いから様子見よ~っと」「腫れてないし色も変わってないから様子見よ~っと」「普通に歩けるから様子見よ~っと」って方が増えてしまいます!…無視できない記事です!
放置してひん曲がって骨くっついて治ったら、あとで痛みが取れなかったり…問題が起こることもあり得ます。
痛かったら見た目軽くても、普通に歩けても、一度整形外科専門医のいる医療機関できちんと診断していただく必要性があります。
この記事は骨折しているのに放置することを勧めるような内容ですので非常に危険を感じます。
記事の訂正を強く求めます。