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雑菌やカビだけじゃない! ストレスの原因にもなる「石けんカス」の正体と対策

苦労して磨き上げても、乾燥後にぶり返す「石けんカス」の汚れ。家事のストレス要因となるだけでなく、細菌やカビの温床にもなるといいます。

浴室掃除のストレスを軽減させるコツは?
浴室掃除のストレスを軽減させるコツは?

「ストレスに関するインターネット調査」(2018年、調査機関ファストアスク)によると、30~40代女性107人のうち半数に近い49.4%もの人が、最も嫌いな家事は「お風呂掃除」と回答しました。

 そのストレス要因を検証するため、ジョンソン株式会社は今年3月、30~40代女性約100人を対象に脳波による実証実験を実施。検証の結果、「石けんカスのぶり返し汚れ」によりストレス値が上昇することがわかりました。

石けんカスは雑菌やカビの温床になる

 石けんカスとは、お風呂のいすや風呂床などについている白くザラザラした汚れのことをいいます。同社の実験では、お風呂掃除の代表的な汚れである「黒カビ」「ピンク汚れ」「石けんカス」の3種類の汚れに注目し、「感性アナライザ」(脳波測定ツール)を装着した被験者がそれぞれの汚れを落とす掃除動画を視聴。黒カビやピンク汚れは、掃除をするときれいになり、掃除後の映像を見た被験者のストレス値は低下しました。

 しかし、石けんカスに関しては、掃除をすると汚れが落ちたように見えるものの実際には落ちておらず、乾燥後に汚れが再浮上。これを見た被験者のストレス値は、掃除前と比べて7%上昇しました。

 この実験を監修した、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科の満倉靖恵教授は「石けんカスのようなぶり返し汚れがストレスの要因である」と結論づけています。

 石けんカスの正体は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムが、皮脂や石けんに含まれる脂肪酸と混じり合ったものです。お風呂のいすやドアの内側下半分、浴室の壁(特に腰から下の箇所)に付着しやすいとされています。

 株式会社ベアーズ取締役副社長で、家事研究家の高橋ゆきさんは「石けんカスを放っておくと、雑菌などの温床になるので非常に不衛生です」と話します。石けんカスによって水や汚れが流しきれなくなってしまうため、そこに雑菌やカビが繁殖してしまうそうです。

「石けんカスは金属成分の塊であるため、通常の浴室用洗剤では落ちにくく、きちんと落とすためには石けんカス掃除に特化した洗剤を使うことをお勧めします。毎日使えば、石けんカスのないきれいなお風呂になります」(高橋さん)

(ライフスタイルチーム)

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