“酒大好き”妻、下戸の夫…「飲む人×飲まない人」の夫婦関係はうまくいくのか? 事例3パターン
夫に隠れて飲酒を続け…アルコール依存症に
美由紀さん(52歳、仮名)の夫は、8歳年下の和樹さん(44歳、同)。美由紀さんが和樹さんに一目ぼれでした。美由紀さんはお酒が大好きでしたが、和樹さんはお酒が嫌いだったため、彼に「お酒を飲まないなら付き合ってもいい」と言われます。美由紀さんは承諾したものの、やはりやめることができず、隠れて飲んでいました。
結婚後、美由紀さんは不妊治療の末に出産します。不妊治療中や妊娠中、そして出産後に母乳を飲ませていた期間はお酒をやめていましたが、その後、また隠れて飲むようになりました。
初めは350ミリリットルの缶チューハイを1日2本と決め、買ってきて飲んだらすぐにマンション下の自動販売機横のゴミ箱に捨てていました。しかし、徐々に酒量が増えていき、お酒を家にストックするようになったのです。それが和樹さんに見つかるたびに大げんか。美由紀さんが謝り、飲まないと約束する…その流れを繰り返していました。
あるとき、和樹さんが事故に遭って入院します。美由紀さんは1人で家事全般をするようになり、がくぜんとしたといいます。
「子どもの塾の送迎はいつも、夫が車でしてくれていました。それを自分がやらなくてはいけなくなったとき、運転のためにお酒を飲まないでいることができなくなっていました。夫の送迎中に隠れて飲んでいたので、その時間になって飲まないでいると猛烈にイライラして、飲みたい欲求が湧き上がってきてしまって。『これはまずい、依存症になっている』と気付きました」
家からは遠いものの、美由紀さんは病院に通い始めました。和樹さんは「自分の入院で、飲酒のし過ぎに気付いたのならむしろよかった」と言ってくれたそうです。“災いを転じて福となす”の事例でした。
美由紀さん夫婦のケースは、妻だけがお酒を飲み、夫婦仲が悪くなっていたパターンです。しかしもちろん、同様の事例でも関係良好な夫婦もいます。
未知さん(38歳、仮名)は、外での1人飲みが大好き。居酒屋やスタンドバーの“ワンコインワイン”が好物です。一方、夫の浩之さん(38歳、同)はお酒を飲みません。未知さんが外で飲んでいるときは、大好きなゲームを1人で楽しんでいます。
「僕は1人でゲームをする時間が大切で、未知は1人でお酒を飲む時間が大切。だからちょうどいいんです。深夜0時近くになると、必ず未知から連絡が入ります。そうしたら僕が迎えに行って、一緒に帰ります。お酒を楽しんで上機嫌になっている未知を見るのも楽しいです。お笑い芸人みたいで面白いし」
浩之さんのように、お酒を飲むパートナーを、愛を持って受け入れていれば夫婦関係は良好でしょう。
お酒好きな人がお酒をやめることは難しいものです。たばこやコーヒー、パチンコなども同様でしょう。「私、お酒やめるから、あんたはたばこをやめなよ」と切り返されたら困ることになりますね。
飲酒による弊害をしっかりと確認してから結婚するのが一番ですが、酒量ごときで結婚をやめるというカップルはなかなかいません。ならば結婚後、トラブルになったときは、飲酒ルールを決めるなど改善策を講じてください。
「酒やめろ」「無理」。こんな平行線の会話は、夫婦仲をジワジワむしばんでいきます。互いの妥協点を見いだすしかありません。
(「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美)

そりゃたまには旦那さん以外と飲んだり楽しみたいのが当たり前でしょ…
酒も飲めない情けない旦那なんか、皆んな嫌だと思いますよ!?