電車の「席取り」に批判も…高齢者のマナーは悪化しているのか
マナーの悪い高齢者に遭遇したらどうする?
Q.マナーの悪い高齢者に遭遇した際、周囲はどのように対応すべきでしょうか。
川口さん「注意・忠告する、たしなめるといった行為は逆効果です。年齢による上下関係がはっきりあった世代なので、目下の者から言われたくないのでしょう。正論であっても、受け入れてもらえるとは思えません。
理屈や筋が通らない以上、関わらずにいるのがよいでしょうし、関わってしまったらやり過ごすまで待つくらいでしょうか。状況や言い方にもよりますが、マナーの悪い高齢者の側に立って、『お気持ちは分かりますが、周りの皆さんが見ていますよ』などと、自分を客観視してもらうのも手かもしれません」
Q.公共の場での振る舞いについて、高齢者側が意識するべきことや、気をつけるべきことは何でしょうか。
川口さん「健康なまま20年以上にわたる高齢期を過ごすというのは、人類の歴史上初めてのこと。つまり、人生90年、100年時代の高齢者の規範というものはありません。高齢者には、ぜひ『長寿時代の高齢期の生き方』というものを体現してもらいたいと思います。また、同質な人達とばかり付き合わず、普段から世代間の交流ができる場に出ることで、多様な視点を獲得でき、公共の場での振る舞いも変わっていくと思います。
いずれにせよ、一朝一夕に高齢者のマナーが良くなるとは思えません。中高年には、今のマナーの悪い高齢者を反面教師にしていただき、次世代がまた『マナーの悪い高齢者』にならないようにしたいものです」
(ライフスタイルチーム)

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