資格取得資金を援助、最後は“気持ち悪い” パパ活女子にハマった43歳男性の悲哀
最後は「気持ち悪い」
Aさんの目を覚まさせたのは友人でした。Aさんの恋愛模様をのろけ混じりで聞かされた友人は「絶対にだまされている」と断言したのです。
「非常に不愉快で言い争いになりました。『知らないから、そんなことが言えるのだ』と強く思いました。確かに、私も中年男性が恋心を利用されて、若い女性に金銭を搾り取られるようなケースが世の中にあることは知っています。しかし、Bさんのイメージはそうした悪女から、あまりにもかけ離れていました」
Aさんとしばらく言い争っていた友人は一呼吸入れてから、「そんなに言うなら、俺が悪かった」と謝りました。そして、こう続けました。
「次に会ったとき、『もう金銭の授受はなしにして、デートをしていきたい』と言ってみろ。恐らく、『パパ活がなくなれば、別の仕事をしなければならなくなるから時間がなくなり、Aさんと会える時間もなくなる』とか、もっともらしい理由を言って断ってくるぞ」
Bさんとの関係に進展がない状況をAさんも打破したいと思っていました。そこで、AさんはBさんに「関係を一歩進めたい」と友人から言われた通りの提案をしました。すると、Bさんは友人が予想した通りの理由を述べ、Aさんの申し出を断ったのです。
「Bさんの言葉を聞いた瞬間は『彼女の言うことももっともだ』と思いました。しかし、その理由が友人の予想とあまりにも一致していたので、『ひょっとして、これは私がだまされているのではないか』と初めて、Bさんに対して小さな疑念を持ちました。私としては、当然、その疑念を払拭(ふっしょく)したかったのですが、ここでジタバタすると、またBさんの思惑にはまるのではないかと危惧し、『(金銭の授受をなくす件を)一度真剣に考えてみてほしい』と言ってその日は帰りました」
Bさんからの連絡は途絶え、1週間後にAさんから連絡すると「まだ、パパ活の関係を続けたい」と言われたので、Aさんが「もうそんなことはやめて…」と言うと、Bさんから、「気持ち悪い」などと散々ののしられた揚げ句、LINEをブロックされ、Aさんの恋は終わりました。
その直後、Aさんは「もう二度とあんな女性とは出会えない」「もう年齢的にも、これが最後の恋だった」と当初は大変な落ち込みようでした。しかし、少しずつ立ち直り、「相手を自分の都合のいいように見るのをやめる」と決意。パパ活女子でない、若い女性との出会いを期待して、日々を過ごすようになったそうです。
(フリーライター 武藤弘樹)

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