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山下達郎さん「大声で歌う客は迷惑」発言にネットで賛否、マナーコンサルタントの見解は?

心と心のハーモニーを奏でること

Q.今回のように、コンサート中に周りの客からクレームを言われた場合、どのように対処すべきでしょうか。

西出さん「仮に他人であっても、コンサートはそのアーティストを好きな仲間が集まっていると思います。相手から『歌ってほしくない』と言われたら歌わないのがマナーです。『あなたの歌を聞きに来ているのではない』という山下さんの厳しく聞こえる発言には『一緒にいる人(仲間)の言うことを尊重して』との気持ちが込められているでしょう」

西出さん「一方、注意する側もマナーが必要です。まずは『すみません』『申し訳ありません』『失礼します』などのひと言を伝え、『楽しんでいるところ申し訳ないのですが』などのクッション言葉を使って『声を小さくしてもらえますか』『声を出さないでいただけますか』とお願いする言い方で伝えることがマナーです。また、感じ良い表情で『シー』のジェスチャーを付け足すことで、相手も素直に『申し訳なかった』『ごめんなさい』と返すことができるでしょう。そして、終演時に改めて『先ほどは失礼しました』と言い合えたら素敵ですね」

Q.今回のケースに関してまとめをお願いします。

西出さん「音楽はハーモニーが大切だと思います。ハーモニーとは『調和』のこと。コンサートに行く人同士、またアーティストと観客、運営などの関係者を含めた全員が、互いに相手を思いやる心と心のハーモニーを奏でることで、愛する音楽を心地良く満喫できるはずです。マナーの心をもってコンサートを楽しみましょう」

(オトナンサー編集部)

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西出ひろ子(にしで・ひろこ)

マナーコンサルタント、マナー評論家、ヒロコマナーグループ代表

大妻女子大学卒業後、国会議員などの秘書職を経てマナー講師として独立。31歳でマナーの本場英国へ単身渡英。オックスフォード大学大学院遺伝子学研究者のビジネスパートナーと起業し、お互いをプラスに導くヒロコ流マナー論を確立させる。帰国後、名だたる企業300社以上にマナー研修やおもてなし、営業接客マナー研修、マナーコンサルティングなどを行い、他に類を見ない唯一無二の指導と称賛される。その実績は、テレビや新聞、雑誌などで「マナー界のカリスマ」として多数紹介。「マナーの賢人」として「ソロモン流」(テレビ東京)などのドキュメンタリー番組でも報道された。NHK大河ドラマ「いだでん」「花燃ゆ」「龍馬伝」、映画「るろうに剣心 伝説の最期編」などドラマや映画、書籍でマナー指導・監修者としても活躍中。著書は、28万部突破の「お仕事のマナーとコツ」(学研プラス)「マンガでわかる! 社会人1年生のビジネスマナー」(ダイヤモンド社)「マナーコンサルタントがこっそり教える 実は恥ずかしい思い込みマナー」(PHP研究所)「運のいい人のマナー」(清流出版)など監修含め国内外で90冊以上。「10歳までに身につけたい 一生困らない子どものマナー」(青春出版社)など、子どものマナーからビジネスマナーやテーブルマナーなどマナーのすべてに精通。ヒロコマナーグループ(http://www.hirokomanner-group.com)、プレミアムマナーサロン(http://www.erh27.com)。

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