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大切なのは心! 接待や会食で「中国料理店」を利用する時のマナー

所作や形式よりも大切なこと 

 西出さんによると、食事中のマナーとしては、その所作や形式よりもさらに大切なことがあるといいます。

「回転台を回してくれた右隣の人に『ありがとうございます』、左隣の人に『お先に失礼いたします』と伝えて料理を取ることが大切です。マナーとは本来、このような周囲への配慮あるひと言によって、お互いに気持ち良くなることを目的とします。形式にこだわるあまり、お礼を伝える余裕をなくしては本末転倒。接待は先方に心地良くなっていただき、双方が利益を上げることが目的であり、おもてなしの心あるマナーが必須です」

 ちなみに、会議などで円卓を使用する場合の席次は中国料理とは異なり、最上位席の右隣が2番目、左隣が3番目。これは、国際儀礼のプロトコルや欧米においては「右上位」であることに由来します。

「中国では時代にもよりますが、皇帝が南に向かって鎮座した時、太陽が昇る東の位置である『左』を上位とするという考え方があり、中国料理の席次も左上位(左隣が2番目)とされているようです。日本も本来は左上位ですが、近年は混在しています。その時代や状況、相手などに応じて『型』が変わることもある、それが本来のマナーなのです」

(オトナンサー編集部)

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マナー西出ひろ子

マナーコンサルタント、マナー評論家、マナー解説者、ヒロコマナーグループ代表

マナー西出ひろ子としても活動。大妻女子大学卒業後、国会議員などの秘書職を経て、マナー講師として独立。31歳でマナーの本場英国へ単身渡英。オックスフォード大学大学院遺伝子学研究者のビジネスパートナーと起業し、お互いをプラスに導くヒロコ流マナー論を確立させる。帰国後、名だたる企業300社以上にマナー研修やおもてなし、営業接客マナー研修、マナーコンサルティングなどを行い、他に類を見ない唯一無二の指導と称賛される。その実績はテレビや新聞、雑誌などで「マナー界のカリスマ」として多数紹介。「マナーの賢人」として「ソロモン流」(テレビ東京)などのドキュメンタリー番組でも報道された。NHK大河ドラマ「いだでん」「花燃ゆ」「龍馬伝」、映画「るろうに剣心 伝説の最期編」などのドラマや映画、書籍で、マナー指導・監修者としても活躍中。著書は28万部突破の「お仕事のマナーとコツ」(学研プラス)「マナーコンサルタントがこっそり教える 実は恥ずかしい思い込みマナー」(PHP研究所)「運のいい人のマナー」(清流出版)など監修含め国内外で95冊以上。「10歳までに身につけたい 一生困らない子どものマナー」(青春出版社)など子どものマナーから、ビジネスマナーやテーブルマナーなどマナーのすべてに精通。2021年最新刊「入社1年目の新しい教科書 新・ビジネスマナーの基本とマナー」(学研プラス)は発売前から好評。ヒロコマナーグループ(http://www.hirokomanner-group.com)、プレミアムVIPマナーサロン(http://www.erh27.com)。
※「TPPPO」「先手必笑」「マナーコミュニケーション」は西出博子の登録商標です。

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