今年1号は「梅の花」 台風の国際名はどうやって決まるのか
時に甚大な被害をもたらす夏の「台風」ですが、実はその一つ一つに国際的に決められた「名前」が存在します。今年の台風1号は「梅の花」を意味する「ムイファー」、ほかに「テンビン」「ヤギ」なども。その命名方法に迫ってみました。
毎年夏〜秋に日本へと上陸する「台風」ですが、気象情報などではよく「1号」「2号」などの番号がつけられているのを目にします。この番号は一体、誰がどのように決定しているのでしょうか。
また、あまり知られていないかもしれませんが、4月26日に発生した今年の台風1号が、マカオで「梅の花」を意味する「ムイファー」と命名されたように、台風にはそれぞれの「名前」があります。その命名方法とはどのようなものでしょうか。
オトナンサー編集部では、これら台風に関する「謎」について、気象情報サイトを運営するウェザーニューズの須田浩子さんに聞きました。
「台風◯号」は日本独自のナンバリング
須田さんによると、そもそも台風とは、熱帯の海上で発生する「熱帯低気圧」のうち、北西太平洋または南シナ海(赤道以北、東経100度から180度までの領域)にあり、低気圧域内の最大風速がおよそ17メートル/秒以上のものを指します。
台風の番号は気象庁によってつけられ、毎年1月1日以後に最も早く発生した台風が「1号」、その後は発生順に「2号」「3号」となります。台風が衰えて熱帯低気圧になった後、再び発達して台風になった場合は以前と同じ番号がつけられます。この番号は日本独自のものです。
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