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2杯目は何分後? 知っておきたい「お茶出し」のマナー

もらったお茶菓子でも構わない

【15分経過を目安に2杯目を】

 2杯目を出すタイミングは、1杯目を出してから15分後くらいが目安です。お客さまの好みや状況に合わせて、1杯目が日本茶であれば、2杯目はコーヒー、といった具合に種類を変えると、ワンランク上の気配りになります。

【手土産のお菓子は後で】

 基本的には、ホスト側が用意したお茶菓子を出しますが、親しい間柄の場合やお茶菓子を準備していない場合、「おもたせで恐縮ですが」とひと言を添えて、頂いたお茶菓子を出しても構いません。お客さまも味に自信があるものを持参しており、一緒に食べることを提案すると喜ばれます。

「一般にマナーの型と言われるものがあり、それを知識として習得することは大事です。しかし、マナーの真髄は、お互いにプラスやハッピーを生み出すこと。相手を思いやり、状況に応じて臨機応変に対応することが大切です」(西出さん)

※参考文献:「できる大人の気くばりのルール」(西出ひろ子著)

(オトナンサー編集部)

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西出ひろ子(にしで・ひろこ)

マナーコンサルタント、マナー解説者、美道家

ヒロコマナーグループ代表。一般社団法人「マナー&プロトコル・日本伝統文化普及協会」代表理事。大妻女子大学卒業後、国会議員などの秘書職を経て、マナー講師として独立。マナーの本場英国へ。オックスフォードにて、オックスフォード大学大学院遺伝子学研究者のビジネスパートナーと1999年に起業し、お互いをプラスに導くマナー論を確立させる。帰国後、名だたる企業300社以上にマナーコンサルティングなどを行い、他に類を見ない唯一無二の指導と称賛される。その実績はテレビや新聞、雑誌などで「マナー界のカリスマ」として多数紹介。「マナーの賢人」として「ソロモン流」(テレビ東京)などのドキュメンタリー番組でも報道された。NHK大河ドラマ「龍馬伝」をはじめ、NHKドラマ「岸辺露伴は動かない 富豪村」、映画「るろうに剣心 伝説の最期編」などのドラマや映画、CMのマナー指導・監修者としても活躍中。著書は28万部突破の「お仕事のマナーとコツ」(学研プラス)、16万部を超える「改訂新版 入社1年目 ビジネスマナーの教科書」(プレジデント社) など監修含め国内外で100冊以上。「10歳までに身につけたい 一生困らない子どものマナー」「かつてない結果を導く 超『接待』術」(共に青春出版社)など子どものマナーから、ビジネスマナー、テーブルマナーなどマナーのすべてに精通。ヒロコマナーグループ(http://www.hirokomanner-group.com)。
※「TPPPO」「先手必笑」「マナーコミュニケーション」「真心マナー」は西出博子の登録商標です。

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