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2杯目は何分後? 知っておきたい「お茶出し」のマナー

来客時に出すものといえば「お茶」ですね。普段、何気なくお茶を出している人が多いと思いますが、マナーを意識することで、ワンランク上のおもてなしができます。専門家に聞きました。

お客さまにお茶を出す際のマナーとは

 会社や自宅に来客があった時などに、出すことの多い「お茶」。普段は、特段の気遣いもなく出している人も多いはずですが、マナーを意識することで、丁寧なおもてなしにつなげることができます。

 オトナンサー編集部では、NHK大河ドラマをはじめドラマや映画のマナー指導を務め、最新刊「運のいい人のマナー」など累計100万部以上のマナーに関する著書がある、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに、お茶出しのポイントを聞きました。

正面にお茶菓子、その右側にお茶

【お茶菓子を先に出す】

 お茶とお茶菓子の両方を出す場合、お茶菓子をお客さまの正面(やや左でも)に、お茶をお茶菓子の右側に出すようにします。「お客さまの着席後、1分以内にお茶菓子とお茶をお出しするのが理想です」(西出さん)。アポイントがある場合は、その時間に合わせて事前に準備しておきます。

 お茶菓子を盛るお皿や、お茶を注ぐ湯のみ茶わんは前もってセットしておくとよいそう。コーヒーや紅茶なども同様です。カップを温めておくこともおいしく飲んでもらうために必要な配慮です。

【茶わんと茶たくは別々に】

 日本茶の場合、お盆の上に茶わんと茶たくを別々に乗せて部屋に入り、出す前に、茶たくの上に茶わんを置いて両手で出します。この時、お客さまの右後方から出すのが基本とされていますが、部屋の広さなどの事情でやむをえず前方や左後方から出す場合、「前から失礼いたします」とひと言を添えることが大切です。

 コーヒーや紅茶の場合も、カップとソーサーを別々にお盆に乗せることで、運んでいる時にソーサーの上に飲み物がこぼれません。なお、茶わんやカップに絵柄がある場合は、お客さまの正面に絵柄が来るようにします。

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西出ひろ子(にしで・ひろこ)

マナーコンサルタント、マナー解説者、美道家

ヒロコマナーグループ代表。一般社団法人「マナー&プロトコル・日本伝統文化普及協会」代表理事。大妻女子大学卒業後、国会議員などの秘書職を経て、マナー講師として独立。マナーの本場英国へ。オックスフォードにて、オックスフォード大学大学院遺伝子学研究者のビジネスパートナーと1999年に起業し、お互いをプラスに導くマナー論を確立させる。帰国後、名だたる企業300社以上にマナーコンサルティングなどを行い、他に類を見ない唯一無二の指導と称賛される。その実績はテレビや新聞、雑誌などで「マナー界のカリスマ」として多数紹介。「マナーの賢人」として「ソロモン流」(テレビ東京)などのドキュメンタリー番組でも報道された。NHK大河ドラマ「龍馬伝」をはじめ、NHKドラマ「岸辺露伴は動かない 富豪村」、映画「るろうに剣心 伝説の最期編」などのドラマや映画、CMのマナー指導・監修者としても活躍中。著書は28万部突破の「お仕事のマナーとコツ」(学研プラス)、16万部を超える「改訂新版 入社1年目 ビジネスマナーの教科書」(プレジデント社) など監修含め国内外で100冊以上。「10歳までに身につけたい 一生困らない子どものマナー」「かつてない結果を導く 超『接待』術」(共に青春出版社)など子どものマナーから、ビジネスマナー、テーブルマナーなどマナーのすべてに精通。ヒロコマナーグループ(http://www.hirokomanner-group.com)。
※「TPPPO」「先手必笑」「マナーコミュニケーション」「真心マナー」は西出博子の登録商標です。

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