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超シンプル! お米は「氷水」で格段においしくなる

浸け置き時間は夏30分、冬1時間

「氷は水温を低くするために使うので、高級なものを使う必要はありません」。

 水の量も通常と同じです。氷を入れた後、お米1合に対して1合分の目盛りまで水を注ぎます。しかし、氷と違って、炊く際の水にはこだわってほしいという澁谷さん。

「可能であれば、軟水のミネラルウオーターで炊くことをオススメします。さらにこだわる人であれば、お米が育った土地の水で炊きましょう。一層おいしくなります」

 お米の浸け置き時間にもこだわりましょう。夏場は30分程度、冬場は1時間が目安。9~10月の新米が出回る時期は、お米の表面が硬く水が浸透しにくいため、2時間かけてしっかりと浸けるようにします。

 また、水に浸ける際、容器にラップをして冷蔵庫に入れるとお米が冷たい水を吸収するため、さらにおいしく炊き上がるそうです。

「しっかりと吸水させると、芯までふっくらおいしいご飯を炊くことができます」

 炊く際は、炊飯器の「早炊きモード」は使わないようにしましょう。

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澁谷梨絵(しぶや・りえ)

株式会社シブヤ代表、5ツ星お米マイスター

日本で唯一、穀物の6大プロフェッショナル資格を持つ女性米屋。全国200カ所以上の水田に通いつめ、探し出したお米や雑穀を、松屋銀座本店や伊勢丹松戸店などに展開する「米処 結米屋(こめどころゆめや)」で販売している。釜炊きごはんと手作り総菜の弁当店「和デリ」も展開。テレビやラジオ、雑誌などメディア出演多数。これまで食べてきたお米は300種類以上、お米の魅力を伝えた人は1万人以上。ほかにも、雑穀エキスパートやごはんソムリエ、薬膳インストラクター、雑穀マイスター、発酵食スペシャリストの資格を持つ。著書に「世界でいちばんおいしいお米とごはんの本」(ワニブックス)。公式ブログ(http://ameblo.jp/rie-shibuya/)。

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