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会社で「サンダル」「スリッパ」に履き替えて業務、ビジネスマナー的にOK?

禁止している企業の考え方は?

Q.社内規定で、社内でサンダルやスリッパを履くことを明確に禁止している企業もあるそうですが、どのような考えからそうしているのでしょうか。

西出さん「見た目の印象に加えて、仕事に対する緊張感を持ち続けさせるために、サンダルやスリッパを履くことを禁止しているのではないでしょうか。確かに、デスクで仕事をするときには、サンダルやスリッパに履き替えた方が楽です。

しかし、足元が楽になることで、かえって仕事に集中できなくなったり、気が緩んでしまったりすることもあります。また、来客など社外の人を不快にさせないことのほか、社内にも不快に思う人がいるかもしれないという考えから、社内規定で明確に禁止しているのではないでしょうか」

Q.社内規定でサンダルやスリッパに履き替えることを禁止している企業は増加しているのですか。禁止していない企業は、どのような考えから禁止していないのでしょうか。

西出さん「社内規定で禁止している企業は、以前よりも減っています。先述とは逆に、足元を楽にすることで仕事の効率が上がることもあります。また、クールビズやスニーカー通勤など、カジュアルなスタイルで仕事をすることが推奨されていることも影響しているでしょう。『対お客さま』の観点から、もちろん、身だしなみ関係に厳しい企業もありますが、以前よりも社内での服装や履物に対する意識が全体的に緩くなってきていると思います。

禁止していない企業は、社員に伸び伸びと仕事をさせたいという思いがあるからかもしれません。あるいは、社員の意向、経営者の独自の判断もあるのでしょう。しかし、そうした企業は来客対応が比較的少ない企業や部署ではないかと考えます。もし、来客対応が多いのであれば、自然と自分たちの服装や履物についても注意が向き、社内で何らかの規定があるケースが多いですね」

(オトナンサー編集部)

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西出ひろ子(にしで・ひろこ)

マナーコンサルタント、マナー解説者、美道家

ヒロコマナーグループ代表。一般社団法人「マナー&プロトコル・日本伝統文化普及協会」代表理事。大妻女子大学卒業後、国会議員などの秘書職を経て、マナー講師として独立。マナーの本場英国へ。オックスフォードにて、オックスフォード大学大学院遺伝子学研究者のビジネスパートナーと1999年に起業し、お互いをプラスに導くマナー論を確立させる。帰国後、名だたる企業300社以上にマナーコンサルティングなどを行い、他に類を見ない唯一無二の指導と称賛される。その実績はテレビや新聞、雑誌などで「マナー界のカリスマ」として多数紹介。「マナーの賢人」として「ソロモン流」(テレビ東京)などのドキュメンタリー番組でも報道された。NHK大河ドラマ「龍馬伝」をはじめ、NHKドラマ「岸辺露伴は動かない 富豪村」、映画「るろうに剣心 伝説の最期編」などのドラマや映画、CMのマナー指導・監修者としても活躍中。著書は28万部突破の「お仕事のマナーとコツ」(学研プラス)、16万部を超える「改訂新版 入社1年目 ビジネスマナーの教科書」(プレジデント社) など監修含め国内外で100冊以上。「10歳までに身につけたい 一生困らない子どものマナー」「かつてない結果を導く 超『接待』術」(共に青春出版社)など子どものマナーから、ビジネスマナー、テーブルマナーなどマナーのすべてに精通。ヒロコマナーグループ(http://www.hirokomanner-group.com)。
※「TPPPO」「先手必笑」「マナーコミュニケーション」「真心マナー」は西出博子の登録商標です。

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