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お金のだらしなさで離婚 最愛の娘を奪われた42歳男性の“異変”

第3子出産後、妻の体調が悪化…

「上から下まで、ありとあらゆる毛が抜けて大変でした。脱衣所に行けなくて困っちゃいました!」

 そんなふうに自嘲気味に話すのは、2人目の相談者・近藤雅也さん(33、仮名)。雅也さんは抱えきれないほどのストレスにさいなまれ、全身脱毛症を発症したのですが、何があったのでしょうか。雅也さん夫婦にはすでに2人の子ども(4歳、2歳)がいたのですが、妻が3人目を望んだそう。雅也さんは、妻が不妊症を抱えていたため反対したのですが、結局、妻に押し切られる形で3人目の子どもを授かったのです。

 しかし、妻は産後の経過が悪く、体調不良で寝込む日々が続きました。妻の母親が近くに住んでいたので、娘の様子を見るに見かねて毎日、家事全般を手伝ったり、幼稚園の送迎に行ったりして助けてくれたそう。しかし、母親が妻に「雅也さんを困らせるんじゃないよ。朝はちゃんと起きてね」と苦言を呈したことに激怒。「うっとうしいわ! もう来なくていいわ!!」と母親の助けを拒んでしまったのです。

 もちろん、妻が一人前に家事や育児を担うことができればよいのですが、子どもたちに食事を与えるので精いっぱい。雅也さんが帰宅すると、キッチンには食器やフォーク、リビングにはおもちゃ、洗濯機には衣服が散乱している状態で、雅也さんが毎日のように片付けざるを得なかったのです。結局、三男の授乳やおむつ交換、そして、家族分の炊事や掃除は雅也さんが出勤前に行うことに。

 しかし、妻の体調は悪化するばかりで、妻は雅也さんの目の前で「うざいわ!」と子どもたちを罵倒するように。母親なのに、子どもを抱いたり話したりすることがなくなり、第1子と第2子は、妻が服を着替えさせようとすると嫌がったり、雅也さんがいる間は妻に近寄らなくなったり、妻の呼びかけに返事をしなくなったりしたそう。

 このままではいけないと思い、雅也さんは妻と話し合ったのですが、妻は「私にはもう無理かもしれない」と言い出すので、妻が気晴らしができるよう、週末になると午前中に家事を済ませ、子ども3人を連れて外出するように。また、夕方から雅也さんが帰宅するまでの間、子どもを妻の母親に預けるようにしたのですが、無理がたたったようで全身脱毛症を発症してしまったのです。

浮気した妻が家出、娘が情緒不安定に

「全然眠れないし、不整脈や頭痛、嘔吐(おうと)の症状に苦しんでいたのですが、今度は円形脱毛症や丘状のじんましんが現れるようになって…」

 そんなふうに苦しい胸の内を明かしてくれたのは、3人目の相談者・清原瑠偉さん(49、仮名)。妻(45)、娘さん(18)、息子さん(16)と一緒に暮らしていたのですが何があったのでしょうか。

 妻と見知らぬ男がイチャイチャする姿を友人が目撃しており、瑠偉さんに耳打ちしてくれたそう。具体的には、花火大会の会場で男が妻の頬にキスしたり、妻の頭を肩にもたれかからせたり…お忍びデートは自分たちの存在に気付かれないように注意するのが鉄則ですが、男は妻に夢中になりすぎた模様。しかし、それだけではありませんでした。

 自宅の駐車場に見知らぬの車が止まっている様子が防犯カメラに録画されていたのです。車から出てきたのは例の男でした。車のナンバープレートもはっきりと映っているので、人違いではありません。さらに、妻がスマートフォンを機種変更したとき、パソコンに残したバックアップを瑠偉さんは発見してしまったようで…。

「大好きだよ。2人で頑張ろうね」「家で時間を気にせず、ゆっくり過ごしてみたい。きっと、かなえようね」「旦那さんと話した方がいいか?」という求愛のSMSが残っていることが発覚。これらの証拠を突きつけ、「どうなんだ!」と問い詰めたところ、妻は「あんたのせいでしょ!」と逆上し、家を飛び出したのです。

 タオルを四角に畳むこともできない瑠偉さんは見よう見まねで、食事、洗濯、掃除などの家事をこなさなければなりませんでした。瑠偉さんは妻へ「思春期の子どもには母親が必要なのでは?」とLINEを送りましたが、「あんたが謝るのが先!」の一点張り。さらに「あんたは私の努力の上にあぐらをかいて、全然ありがたみが分かっていないんだから!」と畳みかけてきたのですが、それだけではありません。

「あんたたちのことは大事に思っているから、しっかりしなさい」と息子さん、娘さんにもLINEを送ってきたのです。母親面のLINEで優しくされても、妻のせいで家族がバラバラになったという現実を考えると、息子さん、娘さんが混乱するのも無理はありません。

「家庭を顧みないで仲良くしようとするのはやめて! まだ母親でいたいのが見え見え。友達じゃないし、もう親だってことを忘れているよ」

 瑠偉さんは娘さんに、こういうLINEを妻に送るよう命じたのですが、娘さんは瑠偉さんなしで生活できないので逆らえないものの、そこまで妻を嫌っているわけでもないので情緒不安定になり、心のバランスを崩してしまったよう。夜になっても眠れないようで、限界が来るまで起き続けている日々で、あまりにも短く浅い睡眠に悩んでいるようです。

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

行政書士(露木行政書士事務所代表)

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

注)離婚手続きに関して、個別事情を踏まえた離婚手続きや離婚条件に関する法的観点からの助言が必要な場合は弁護士に依頼してください。

各都道府県の弁護士会
https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/bar_association/whole_country.html

法テラス
https://www.houterasu.or.jp/

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