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3月7日は「サウナの日」! マンガ家・タナカカツキさん、その魅力を大いに語る

3月7日の「サウナの日」を記念して、日本サウナ・スパ協会の加盟店が無料招待イベントを行います。5日には、「第2回日本サウナ祭り」も開催されます。その主催者で、近年のサウナブームをリードするマンガ家のタナカカツキさんに話を聞きました。

横浜駅近くの「スカイスパYOKOHAMA」でインタビューに応じるタナカさん

 3月7日は「サウナの日」。それを記念して業界団体「日本サウナ・スパ協会」の加盟店は同日、満37歳の客と同伴の1名をサウナに無料招待するイベントを実施します。また、協会が後援する「第2回日本サウナ祭り」が5日、長野県で開催予定です。

 オトナンサー編集部では今回、近年のサウナブームをけん引し、同祭の開催者でもあるマンガ家のタナカカツキさんにインタビュー、サウナの魅力について語ってもらいました。タナカさんの著作「サ道」は、サウナの本質を「サウナと水風呂のセッション」と定義し、両方を交互に楽しむ「温冷交代浴」文化を根付かせる原動力となっています。

「寝る」「食事する」と同じレベルで実践を

Q.「日本サウナ祭り」の反響はいかがでしょうか。

タナカさん「募集して2~3日で100名以上の人に応募いただき、一瞬で締め切りました。今回、応募していただいた皆さんに『参加への熱い思い』を書いてもらったのですが、こだわりを持っている人だらけで長文ばかり。読むだけで一日が終わってしまいました」

Q.サウナの現状をどう見ていますか。

タナカさん「入り方やイメージ、効能などまだまだ誤解があります。インフラも整っているとは言いがたいため、『サウナの良さに気付いたけど行きたい店がない』という、欲求不満な人たちが増えているように思います。そのため、一部の良質な店に人が集中してしまっています」

Q.タナカさんがサウナを通して、目指しているものは何ですか。

タナカさん「『お風呂文化』の再興ですね。お風呂が一家に一台、備えつけられるようになってから、文化が本来持っていた“気持ち良さ”は“衛生”に変わってしまいました。また気持ち良さを取り戻したいですね」

Q.今の社会環境も「気持ち良さ」を欲していると言えますね。

タナカさん「皆さん、ストレスだらけの状態で一日中働いて、たまの休暇に遊んで発散、という生活は少し危ないと思います。それは、本当の意味での『休み』とは言えません。一日の中で最低1時間は、自分を解放する時間を持ってほしいですね。それにぴったりなのがお風呂であり、サウナです。寝たり、食事したりするのと同じ意識レベルでお風呂やサウナに入ってほしいですね」

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