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デートは半年に1回、一線は越えず…50代主婦がプラトニックな不倫関係を続ける理由

デートはするものの、一線は越えない不倫関係を楽しむ既婚女性が増加しているといいます。なぜなのでしょうか。

プラトニック不倫に走る女性が増加?
プラトニック不倫に走る女性が増加?

 女性が不倫に走る背景には、さまざまな要因がありますが、ふとした日常に「ときめき」や「日々の潤滑剤」を求めて、「プラトニック不倫」に走るケースが増えています。プラトニック不倫とは、肉体関係は持たないものの、まるで恋人のようにデートしたり、無料通話アプリ「LINE」などで連絡を取り合ったりすることを指します。当然ながら、そこには恋愛感情が不可欠です。

 既婚女性の場合、夫を見限ったり、男として見ることができなくなったりする瞬間をきっかけに、不倫に陥るケースが多いそうです。結婚生活の空虚感や不満、愛されたいという気持ちのほか、女としての自分を取り戻したいという欲求がくすぶっているものの、一線を越える勇気はないので、プラトニック不倫に走ってしまうのです。

彼と手をつなぐだけで幸せ

 都内の広告代理店に勤める独身の涼子さん(30代、仮名)も、プラトニック不倫にハマった一人です。

 昔から少女漫画が大好きで夢見がちなタイプだった涼子さんは、業界研究のセミナーで知り合った、大手広告代理店に勤務する同い年のイケメンSE、聡さんに恋をしました。涼子さんの勤務先はいわゆるブラック企業で、男性上司からひどいセクハラやパワハラに遭っていました。2人で会うようになり、聡さんは、そんな涼子さんの話を真剣に聞いて、的確なアドバイスをしてくれました。そこから2人は、お互いを男女として意識するようになります。

 聡さんには、妻と2人の子どもがいますが、うまくいっている様子はありません。

 2人は手をつないだり、軽くハグしたり、デートを楽しんだりするものの、一線を越えて肉体関係に至ることはありません。ガツガツと肉体関係を求めることもなく、聡さんもその微妙な距離感を楽しんでいるようです。

 涼子さんも、そこまでセックスは好きではないし、仕事も忙しいため、ずっとこの関係を続けていけたらと思っています。聡さんが既婚者のため、デートは遠方の遊園地やドライブで必ず日帰りです。泊まることはありません。しかし、涼子さんにとっては、手をつなぐだけで幸せです。涼子さん自身、経済力もあるため、特に彼との結婚願望もないそうです。

 プラトニック不倫は、破談になる要素が少ないため、このように関係が継続するケースが多いように感じます。

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菅野久美子(かんの・くみこ)

ノンフィクションライター

1982年、宮崎県生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒。出版社の編集者を経て、2005年よりフリーライターに。単著に「大島てるが案内人 事故物件めぐりをしてきました」(彩図社)、「孤独死大国」(双葉社)などがある。また「東洋経済オンライン」などのウェブ媒体で、孤独死や男女の性にまつわる記事を多数執筆中。最新刊は「超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる」(毎日新聞出版)。

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