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年収1500万円のケチ夫に愛人ができて別居、婚費をもらえず生活に窮する妻の苦悩(上)

妻の財布をチェックするのに、自分は無駄遣い

「私は再婚です。二度と離婚したくないと思い、耐えてきました」

 里奈さんは、そんなふうに苦しい胸のうちを吐露してくれました。里奈さんは20代の頃に離婚を経験しており、同じ過ちを繰り返したくないという一心で、我慢に我慢を重ねてきたのですが…。

 大阪出身の夫(36歳)はとにかく束縛が強いタイプ。例えば、夫と一緒に住んでいた時は、少しでも機嫌を損ねると「携帯を見せろや!」と大声を出し、里奈さんのスマホを奪い、「パスワードを入れろ! しばいたろか!!」と詰め寄るだけでなく、里奈さんの銀行の通帳やスケジュールの手帳、手持ちの財布をこっそりチェックした痕跡も残っていたのです。さらに、「勝手なことをすなよ!」と、里奈さんが母親や女友達に会うことを制限するようになり、里奈さんは精神的に追い詰められていったのです。

「私が(毎月の携帯代を)3000円で我慢しているのに、あっちは好き放題使って2万円を超えている月もあるし! シャワーも20分くらい出しっぱなしだし!」

 里奈さんは、ネット上のフリマやオークションで安物を探すそうです。しかし、夫は何食わぬ顔で新品を買ってくる始末。携帯代や光熱費を無駄遣いしているに、自分の浪費を棚に上げて家計の節約を強いる夫を、里奈さんは許せませんでした。しかし、里奈さんが少しでも文句を言おうものなら大変。大阪出身で弁の立つ夫に「たいがいにせいや! 扶養から外すぞ!!」と一喝され、黙り込むしかなかったのです。「このままじゃ、生活費や教育費で手いっぱいで老後資金なんてたまりませんよ」と里奈さんは嘆きます。

「(夫と)会うのが嫌なので、8時半まで帰らないでほしいと伝えました」

 里奈さんは夫の束縛から逃れるべく、夫が帰宅する前に食事や入浴を済ませ、帰宅後は自室に隠れるという形で距離を置いたのですが、一緒に暮らしている夫婦が顔を合わせないのは明らかに異常です。里奈さんは、だんだん食事が喉を通らなくなって食が細くなり、わずか3カ月で体重が6キロも減ってしまったそう。

「6キロも痩せちゃったんだよ」

 食費の増額を期待した里奈さんは皮肉交じりに伝えたのですが、ケチな夫は「ああ、そう」という感じで相手にされなかったそうです。

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

露木行政書士事務所代表

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

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