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世にはびこる多様な「仕事術」を実践しても、評価されることはない

上司の方針がコロコロ変わるので困る

「言っていることに一貫性がなく、仕事の手間が増えるばかりだ」。このように嘆く社員は少なくありません。確かに、進めていた仕事が上司の方針転換によってやり直しになったら、モチベーションが下がってしまうものです。

 しかし、実際問題として、世の中には言うことがコロコロ変わる人はたくさんいます。むしろ、私の感覚では、立場が上の人間ほどかなりの頻度でコロコロ意見や考えが変わるようにすら感じます。これは考え方を変えれば、臨機応変であるということです。

 役職者は、より俯瞰(ふかん)的な視点を持っているからこそ、状況の変化に合わせて常に適切な戦術・戦略を練り直す必要性を実感しているとも言えるのです。

 私たちは無意識的に、「方向性がコロコロ変わるのはよくない」という先入観を持っていますが、それが本当に正しいこと、よいことであるかは分かりません。こうしたことを踏まえて、「上司の意見がコロコロ変わるのは当たり前のこと」と受け入れてしまえば、方針変更は仕事の一部であるという意識に変えることができます。

 最初から「こんな方向性に変わるかもしれない」と予測しながら仕事をすれば、素早く対処でき、余計なフラストレーションがたまることもありません。この機会に、世の中にはびこる多彩な仕事術について自分なりに検証してみてはいかがでしょうか。

(コラムニスト、著述家 尾藤克之)

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、著述家 尾藤克之

コラムニスト、著述家。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。代表作として『頭がいい人の読書術』(すばる舎)など21冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も絶賛公開中。

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