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世にはびこる多様な「仕事術」を実践しても、評価されることはない

上司の方針がコロコロ変わるので困る

「言っていることに一貫性がなく、仕事の手間が増えるばかりだ」。このように嘆く社員は少なくありません。確かに、進めていた仕事が上司の方針転換によってやり直しになったら、モチベーションが下がってしまうものです。

 しかし、実際問題として、世の中には言うことがコロコロ変わる人はたくさんいます。むしろ、私の感覚では、立場が上の人間ほどかなりの頻度でコロコロ意見や考えが変わるようにすら感じます。これは考え方を変えれば、臨機応変であるということです。

 役職者は、より俯瞰(ふかん)的な視点を持っているからこそ、状況の変化に合わせて常に適切な戦術・戦略を練り直す必要性を実感しているとも言えるのです。

 私たちは無意識的に、「方向性がコロコロ変わるのはよくない」という先入観を持っていますが、それが本当に正しいこと、よいことであるかは分かりません。こうしたことを踏まえて、「上司の意見がコロコロ変わるのは当たり前のこと」と受け入れてしまえば、方針変更は仕事の一部であるという意識に変えることができます。

 最初から「こんな方向性に変わるかもしれない」と予測しながら仕事をすれば、素早く対処でき、余計なフラストレーションがたまることもありません。この機会に、世の中にはびこる多彩な仕事術について自分なりに検証してみてはいかがでしょうか。

(コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員 尾藤克之)

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「3行で人を動かす文章術」(WAVE出版)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

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