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ポケモンやバイクともコラボ! カラオケ業界の最新トレンドを調べてみた

“空間”を楽しんでもらうことで差別化する

 コンセプトルームはアニメやゲーム、人気アーティストとコラボレーションした部屋のこと。その主なメリットは以下3点のようです。

1.世代ごとのPRができる
2.広範囲なエリアから集客できる
3.客単価をアップできる

 金江さんは1について「たとえば幼児や親子連れにはポケモン、若者層はアニメやゲームのキャラクター、中高年層には人気アーティストなど、世代に分けて展開ができます」と話します。2は「人気キャラクターとコラボした場合は、週末や長期休暇に地方からの問い合わせが増えます」。3は「コラボキャラクターを使ったドリンク、フードを販売できるためです」。

客と業者の双方にメリットがある「セルフサービス式」

 セルフサービス式は、利用客に対して飲食物を提供せず、代金の支払いも自動精算機を使う形態。オペレーターにとって人件費や食材ロスなどを減らすメリットがあり、利用客にとっても「自由に飲食物が持ち込め、部屋からデリバリーを注文できます」。

 多くのカラオケ施設において、飲食物はその売り上げが全体の30~40%を占めており、施設の安定経営に不可欠な存在とされてきました。しかし、セルフサービス式カラオケの飲食物の売上割合は10%を切る店舗が多い一方で、「都心の店舗では、ひと月あたり1ルーム20万円台後半の売り上げを維持しています」。その理由について金江さんは、ルームチャージのみの明朗会計で割安感と安心感を与えることで、「グループ利用が増えているため」と話します。

 その一例として、カラオケ販売老舗のフジエンタープライズも、2011年に1号店の「大井町店」をオープンし、現在まで東京・神奈川・埼玉で8店舗を展開しているそう。金江さんは「今後も拡大が見込まれる業態」と話しています。

(オトナンサー編集部)

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金江広(かなえ・ひろし)

綜合ユニコム(株) 「季刊カラオケエンターテインメント」編集長

カラオケ業界唯一の経営・運営情報誌「季刊カラオケエンターテインメント」の編集者として、1991年の創刊から携わる。現在は編集長として、マーケット活性化に向け“カラオケ”をキーワードにした多彩なエンタメ情報の発信に注力している。http://www.sogo-unicom.co.jp/biz/karaoke/

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