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夏休みに「学力格差」が急拡大…親の“高すぎる目標”が逆効果? 1学期の復習を無理なく終えるコツ

「何となく分かった」気にさせないこと

Q.夏期講習や塾の宿題に追われて、ただこなすだけで消化不良を起こしている子どもに共通する危険なサインと、親がすべきサポートについて教えてください。

鶴原さん「『勉強しないと怒られるから』『早く終わらせて自由時間にしたい』など、『勉強を終えること』がゴールになってしまっているお子さんは、いわゆる『消化不良』的な向き合い方になってしまっており、なかなか学力が上がりにくい状態と言えるでしょう。

講習や宿題を通じて学習した内容をしっかりと身に付けるためには、『分からない範囲を確認する』『分かるようになるまで再挑戦する』というプロセスが重要です。新しい問題集やドリルを次々とこなしていくのも良いのですが、途中で振り返りを行わないと、どこが理解できていないのか、苦手な部分なのかを客観的に把握できません。

何となく分かったつもりで先に進んでしまうと、『同じような間違いを繰り返す』『ケアレスミスが多い』という学習内容が定着しづらい、もったいない状況になりやすいですね。

そのため、見直しや解き直しをする箇所は、間違っていた箇所のみをピックアップして実施しましょう。また、単なるケアレスミスと本当にまだ理解できていない間違いを、採点のときに分かりやすくしておくのも一つの方法です。

ケアレスミスの問題は内容自体を理解していることがほとんどなので、解き直しに労力をそれほど使わないことが多いです。そのため先に見直しを済ませておき、まだ分からず、理解を深めたい問題は時間を取って解き直しを行うようにするとより効率的です。

宿題がやりっぱなしになってしまっているお子さんには、『間違えたところ、ちょっと見直ししてみようか』と声を掛けて、見直しの勉強法を習慣付けられるようにサポートしてあげられるとよいですね」

* * *

 焦って高すぎる目標だけを設定すると、子どもの学習意欲を削いでしまう可能性があります。よく話し合って短期目標と長期目標を設定した上で、細かい復習で1学期の苦手分野や、理解がいまひとつだった点を回収していきましょう。積み上げ式の学習である算数では特に重要です。

 また、単に勉強を終えることがゴールとならないよう、やりっぱなしを防ぐ声掛けも意識していくと良いでしょう。

(オトナンサー編集部)

【画像】あなたは大丈夫? これが子どもを「勉強嫌い」にさせる親の“特徴”です!(4枚)

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鶴原頌太郎(つるはら・しょうたろう)

民間学童ユレカアフタースクール校長

教育アドバイザー。慶應義塾大学で中室牧子教授に師事。新卒でITコンサルティング会社を経て、2018年より株式会社ココピアで精神障害、発達障害の方を対象にした就労支援事業を立ち上げ。2021年9月より民間学童ユレカアフタースクールをスタート。これまでのテスト中心の学習から、グループで答えのない問いに取り組む探究型学習を実践中。自身も共働きで2人の娘を育てる。公式ホームページ(https://eureqa.jp/)。

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