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身だしなみ? スマホで十分? ビジネスシーンで「腕時計」をしないのはマナー違反か

ビジネスシーンに合った腕時計の選び方

Q.ビジネスシーンで身につける腕時計の選び方のポイントはありますか。

西出さん「職業によって変わってきますが、基本的には、TPPPO(Time=時、Place=場所、Person=人・相手、Position=立場、Occasion=機会・場合)に応じて選ぶのがマナーです。

日常的にスーツを着て仕事をする男性の場合、黒い革バンドかステンレス製のものを選ぶと間違いありません。一方、スマホ派の女性であれば、ブレスレットの代わりとして取り入れるなど、アクセサリー感覚で選ぶのもよいでしょう。いずれも高価過ぎるものや、一目見てブランド品と分かるものは、ビジネスシーンでは避けるのが無難です。

腕時計をしない若者が増えていると言われますが、一般的に、男性は腕時計に対するこだわりや思い入れの強い人が多いように思われます。『先輩が愛用している腕時計』に対する憧れをモチベーションの源としたり、相手が身につけている腕時計をきっかけに会話が盛り上がったりするなど、自分をプラスに導くアイテムとして上手に腕時計を取り入れる傾向は実際にあります。そうした意味でも、日頃から腕時計に少しでも興味を持っておくとよいかもしれませんね」

Q.その他、腕時計のマナーに関して意識すべきことはありますか。

西出さん「結婚式やパーティーなど『時間を忘れて楽しむ』フォーマルなシーンでは、腕時計の着用は好ましくないとされます。特に女性の場合は、袖の短いドレスを着ていると腕時計が浮いてしまうこともあるので、ファッションの観点から見ても、つけない方が美しくスマートでしょう。

また、ビジネスシーンにおいては、お客さまや取引先、上司、先輩など、人と話している時に時間を確認したい場面もあると思います。フォーマルなシーンとは異なり、ある程度時間を把握しておく方が『タイムマネジメントがしっかりできる人』『時間を守れる人』というプラスの印象にもつながります。このとき、あからさまに腕時計を出して確認するのはNG。さりげなく腕時計をチェックする癖をつけておけば、あらゆるシーンで役立つはずです。

面倒かもしれませんが、時計もTPPPOに応じた使い分けをし、スマートに楽しみながら役立たせてみてはいかがでしょうか」

(オトナンサー編集部)

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西出ひろ子(にしで・ひろこ)

マナーコンサルタント、マナー解説者、美道家

ヒロコマナーグループ代表。一般社団法人「マナー&プロトコル・日本伝統文化普及協会」代表理事。大妻女子大学卒業後、国会議員などの秘書職を経て、マナー講師として独立。マナーの本場英国へ。オックスフォードにて、オックスフォード大学大学院遺伝子学研究者のビジネスパートナーと1999年に起業し、お互いをプラスに導くマナー論を確立させる。帰国後、名だたる企業300社以上にマナーコンサルティングなどを行い、他に類を見ない唯一無二の指導と称賛される。その実績はテレビや新聞、雑誌などで「マナー界のカリスマ」として多数紹介。「マナーの賢人」として「ソロモン流」(テレビ東京)などのドキュメンタリー番組でも報道された。NHK大河ドラマ「龍馬伝」をはじめ、NHKドラマ「岸辺露伴は動かない 富豪村」、映画「るろうに剣心 伝説の最期編」などのドラマや映画、CMのマナー指導・監修者としても活躍中。著書は28万部突破の「お仕事のマナーとコツ」(学研プラス)、16万部を超える「改訂新版 入社1年目 ビジネスマナーの教科書」(プレジデント社) など監修含め国内外で100冊以上。「10歳までに身につけたい 一生困らない子どものマナー」「かつてない結果を導く 超『接待』術」(共に青春出版社)など子どものマナーから、ビジネスマナー、テーブルマナーなどマナーのすべてに精通。ヒロコマナーグループ(http://www.hirokomanner-group.com)。
※「TPPPO」「先手必笑」「マナーコミュニケーション」「真心マナー」は西出博子の登録商標です。

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