「メキシコ国境に壁」はウソ!? トランプ大統領は何を目指そうとしているのか
外交政策はレーガン大統領に近い?
日米関係のあり方に注目が集まる「外交政策」はどうでしょうか。
畠山さんは「トランプ政権誕生で、『新世界秩序』などの米国一極主義を唱えた父ブッシュ大統領やネオコン路線の子ブッシュ大統領時代のようになるわけではなく、レーガン大統領の時代(米国の復活、現実主義)に近くなるのでは」と話します。
シリアへの軍事介入に代表されるように、「ネオコン」の流れを引き継いだのはむしろ、クリントン氏の方だったといいます。
トランプ氏は軍事的にも「不介入主義」の立場を取り「日本が軍事的に強くなることを奨励するはず」。同氏と安倍晋三首相がかつての「レーガン・中曽根関係」のように蜜月になる可能性も「あるかもしれない」そうです。
米国については「軍事力が回復すれば、米国と軍事で対立しようとする国がなくなる」とのスタンス。畠山さんは「トランプ氏は実業家なので、経済政策についての考えはあるはずですが、外交は素人であり、誰が外交アドバイザーになるかが注目されます」と分析しています。
(オトナンサー編集部)
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