「離婚してよ。ごめんなさい」 子どものために離婚しない親と、離婚を懇願する子ども…《離婚の正解》はどちらにあるのか
夫婦仲の専門家がよく耳にするという「子どものために離婚しない」という言葉。しかし、それは本当に正解といえるのか――。親に「離婚」を願う子どもの本音とは。

夫婦仲相談所で相談を受けていると、「子どものために離婚しない」という言葉を多頻度で耳にします。離婚の決断に子ども(幼児ではなく、ある程度成長した)の言葉を聞くのは大切ですが、子どもの言葉と自分の本音のバランスを見極めなければ、離婚の正解にたどり着くのに膨大な時間を要してしまいます。
「子どもの言葉>自分の本音」が10年以上継続すると、どうなるか――。子どもが22歳になるまで離婚を諦めて、今のパートナーと人生を共にすることになります。
子どもは一人の人間として、当然、いろいろなことを考えています。時には親よりもしっかりと物事を捉えていることもあるものです。
今回は、親に「離婚してくれ」と願う子どものケースをご紹介します。
親の不仲が子どもに与える深刻な影響
子が親に「離婚してほしい」と訴えるのはよっぽどのことです。次のケースで示します。
・夫婦げんかが絶えず、仲が悪い
・親が浮気を繰り返す
・DVやモラハラを、子どもやパートナーに行う
・家庭内別居状態
・両親が会話をせず、子どもを通して連絡事項を伝える
・両親のどちらかが、お金遣いが荒く、生活に窮する
子どもが激しい夫婦げんかを目撃すると、脳の一部が萎縮する可能性が指摘されています。そして、言葉によるDV目撃の影響は、身体的DVの目撃の約6倍も大きいとされています。
夫婦仲が険悪になることは、程度の差こそあれ、どこの家庭でも起こり得ることです。しかし、それが離婚を考えるほどひどい場合には、子どもに与える影響を一番に考えてください。「離婚しない方が子どもにとって幸せである」とは決して言えません。





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