見過ごされがちな「妻→夫」へのモラハラ実態…妻から邪険に扱われる35歳夫を絶望させた息子の一言
無視に暴言…挙げ句に息子から「パパはママの◯◯」と言われ
砂羽さん(38歳、仮名)は、夫の良行さん(35歳、仮名)と付き合い始めて半年足らずで結婚しました。結婚後は円満夫婦でしたが、子どもが産まれて状況は一変します。
砂羽さんは産まれた息子に夢中になり、良行さんをあからさまに邪険に扱うようになりました。食事も生活リズムも子ども中心。平日、良行さんが一緒に時間を過ごしたいと早く帰ってくると、「パパもう帰ってきちゃったね」などと息子に向かって言うようになります。
そのくせ自分は、大好きな飲み会には頻繁に顔を出し、寝かしつけは夫に任せる始末。「ママがいい」と泣く息子を、良行さんは一生懸命寝かしつけていました。
食事も、夫の分はご飯だけ炊くようになり、おかずはなくなりました。「子ども向けのおかずを作るので精一杯よ」という言い訳です。「おかずは、スーパーで総菜買ってきてよ」という流れに。
そのうち朝、夫が話しかけても「あとで」と受け流すことが多くなります。もちろん「あとでゆっくりとした会話」はありません。
そんな状態でも、たまに一緒に出かけたり、テレビを見て笑い合ったりする時間を、良行さんは大切にしていました。しかし数年後、夫の堪忍袋の緒がついに切れる事件が。それは息子からの一言でした。
「パパはママの召し使いだね」
良行さんは、この言葉を聞いたときに絶望したと言います。
「自分は今まで何をやってきたのだろうと思いました。大好きな人と結婚して幸せだと思わないといけない、自分が我慢すれば砂羽が幸せなのだったらそれでいい、そう思っていました。でも息子から“召し使い”と言われ、そんなゆがんだ夫婦関係を見せるのは嫌だ、そんな家族なんてごめんだと思いました」
良行さんから離婚を告げられた砂羽さんは激怒し、絶対に嫌だと受け入れません。現在は夫が家を出て別居し、調停が行われています。
「息子が生まれた」という単純な理由で夫への態度が変わってしまったのかどうか、今回は夫側の言葉しか聞いていないので真実は分かりません。もともと妻にその要素があったのか、何かトラウマがあったのか。夫婦仲を修復しようにも時遅しでした。
どんな理由であれ、相手にモラハラを行うことで関係が良好になるはずがありません。「夫の行動が気になって仕方ないのでLINEを送ってチェックする」「夫の言葉の言葉尻を捉えてしょっちゅうケンカになってしまう」「夫の方が私のことを好きになって結婚してあげたのだから、大切にしてほしい」というスタンスの人は、もしかすると……。
こればかりは、相手の意見を聞かなければ分からないことです。まず自分がそのような言動をしていないか、振り返ってください。
(「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美)





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