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抜け毛予防に効果的!? 「イワシ缶」に含まれている“意外な栄養素”とは 管理栄養士が教える摂取のメリット

イワシ缶にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。管理栄養士に聞きました。

イワシ缶に含まれている主な栄養素は?
イワシ缶に含まれている主な栄養素は?

 サバ缶とともに人気がある魚の缶詰の一つがイワシ缶です。ネット上ではイワシ缶のアレンジレシピに関する情報が流れており、さまざまな方法で食べることができます。イワシ缶には、どのような栄養素が含まれているのでしょうか。イワシ缶を食べるときの注意点や、どのような食べ物と一緒に摂取するとよいのかについて、管理栄養士の松田加奈さんに教えていただきました。

ビタミンB2が頭皮の皮脂を抑える

Q.そもそも、イワシ缶にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。また、イワシ缶を食べることで健康上、どのようなメリットがあるのでしょうか。

松田さん「サバと同様、青魚であるイワシはDHA、EPAという2つの不飽和脂肪酸を多く含んでいます。DHAは脳細胞を柔らかくして、頭の働きを良くします。また、EPAは動脈硬化を予防し、中性脂肪やコレステロールの減少に効果を発揮します。

このほか、イワシにはビタミンDのほか、ビタミンB群やビタミンE、ナイアシンなどの栄養素も多く含まれています。例えば、イワシに含まれているビタミンB2を摂取することで、発毛に関わる毛母細胞に働き、頭皮環境を整えてツヤツヤな髪になるとされています。それだけではなく、頭皮の皮脂を抑えて抜け毛を予防する効果もあるといわれており、男性にも女性にもうれしい栄養素といえるでしょう」

Q.イワシ缶を食べるときの注意点について、教えてください。

松田さん「イワシ缶の汁にはプリン体が溶け出しています。プリン体を取り過ぎると痛風になる恐れがあるため、特に中年以降の男性は注意が必要です」

Q.イワシ缶と一緒に摂取するとおすすめの食べ物はありますか。

松田さん「先述のようにイワシはプリン体を含むため、食べ過ぎると痛風になる恐れがあります。トマトはプリン体の吸収を抑えるため、トマト煮にするのもよいでしょう。

また、人によって好みが分かれるとは思いますが、スライスした新タマネギとつぶしたイワシを混ぜてあえ物にするのもよいと思います。新タマネギには、サバの栄養の吸収を助けるビタミンB1が豊富に含まれています。このほか、食物繊維が含まれる食品を一緒に摂取すると、EPAの吸収が助けられます」

(オトナンサー編集部)

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松田加奈(まつだ・かな)

高校生の頃、太っていた自分が嫌で食べないダイエットで-15kgしたものの、反動でリバウンド。それから100以上のダイエット法を試し、ダイエットにのめり込む。そして管理栄養士の資格を取得し、健康と食事の大切さや心のあり方に気付き、見た目のバランスも良い状態で健康的に-10kgを実現。それらの経験から30歳のときにダイエットサロンをオープン。15年の間に延べ1万人以上の方々のカウンセリングを行って、ダイエットサポートをしている。テレビ出演や全国版雑誌掲載、教育委員会主催の栄養講義、専門学校、短大の講義などの経験がある。

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