【マーケット展望】9月米雇用統計が今夜発表、FRB利上げ観測強まれば円安・ドル高へ
10月7日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに反落、前日比39円01銭安の1万6860円09銭で取引を終えました。今後の展開はどうでしょうか。

10月7日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに反落、前日比39円01銭安の1万6860円09銭で取引を終えました。
今後の展開はどうでしょうか。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストは、日本時間7日午後9時30分に発表される9月の米雇用統計に着目します。
雇用統計は米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定に大きな影響を与えるとされますが、八代さんによると、今回の市場予想は非農業部門が前月比17.2万人増、失業率が4.9%です。
雇用統計が堅調な結果であれば、FRBの年内利上げ観測が強まり、ドル/円上昇(円安・ドル高)の要因になる可能性があります。
逆に弱い結果になれば年内利上げ観測が後退し、ドル/円は下落(円高・ドル安)する可能性も。ドル/円は年内利上げ観測を背景に上昇基調を強めていただけに「その反動も大きくなるかもしれない」(八代さん)とのことです。
八代さんは「雇用統計がドル/円や今夜の米株式市場に影響すれば、週明け11日の日経平均にも影響を与えるかもしれません」と話しています。
(オトナンサー編集部)
コメント