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1000円カット「QBハウス」、予約サービス可の新店舗導入へ 来年6月まで、顧客満足を向上

「QBハウス」を全国展開するキュービーネットホールディングスが、新型店舗の出店を検討していることが分かりました。

キュービーネットホールディングスが新型店舗をオープン(写真はイメージ)
キュービーネットホールディングスが新型店舗をオープン(写真はイメージ)

 低価格・短時間のヘアカットサービスに特化した「QBハウス」を全国展開するキュービーネットホールディングス(東京都渋谷区)が、新型店舗の出店を検討していることが分かりました。従来の「QBハウス」に比べ、価格を少し高く設定することで客単価を向上させる一方、予約サービスの導入で待ち時間を短縮し、顧客満足度の向上を図ります。2019年6月までの開店を目指しています。

「QBハウス」より数百円高く設定

 同社経営管理部によると、新型店舗は、香港とシンガポールで展開している「QBプレミアム」がモデル。QBプレミアムは、QBハウスの1ランク上の店舗で、内装やサービスが充実しています。QBハウスと同様、30~50代の男性をメインターゲットとし、東京・丸の内や大手町などサラリーマンが多く集まるエリアへの出店を検討しています。

 料金は未定ですが、担当者は「当社が運営しているQBハウス(通常料金税込み1080円)とカットサロン『FaSS(ファス)』(同2160円)の中間で設定したい」と話しており、1500~1600円程度を想定しているとみられます。なお、QBハウスは来年2月から、通常料金を1080円から1200円(税込み)に引き上げます。

 低価格・短時間のカットサービスに特化した店舗は、予約が不要で気軽に立ち寄れる半面、夕方や休日には混雑することが多く、長時間待たせる場合もあるのが課題でした。近年は、人手不足で人材確保や育成にコストがかかるため、料金を値上げせざるを得ないという実情もあります。

 待ち時間を短縮した新店舗で利益を向上させることができるのか、注目されます。

(報道チーム)

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