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フードロス削減に! 飲食店の余り物と消費者をマッチングするアプリが好評、担当者に聞く

外食業界のフードロス削減を目指した無料アプリが誕生しました。先行公開したウェブ版が好評で、効果が期待されます。

「TABETE」のアプリ画面
「TABETE」のアプリ画面

 消費期限間近の食材が余っている飲食店や、販売用の食品が余った総菜店などと、料理を安くテイクアウトしたい消費者を結びつける無料アプリが誕生しました。まだ食べられる食品の廃棄を減らすことで、食品業界のフードロス削減を目指します。先行公開したウェブ版は、開始4カ月足らずで4万人のユーザーを集める人気ぶり。アプリはiOS対応で、Android版は今年末ごろに提供予定です。

 開発した企業を取材しました。

「三方よし」でフードロス削減

 まだ食べられる食品が廃棄されてしまう「フードロス」は、日本でも大きな社会問題となっています。農林水産省の調査によると、日本でまだ食べられる食品の廃棄は年間およそ632万トン。日本人が毎日1人茶わん1杯のご飯をムダにしている計算です。

 中でも、総菜店なども含む外食産業のフードロスは339万トンに上ります。一般客の目に入らない閉店後などの状況で発生したり、客からのさまざまな要望に応えるための品ぞろえをしたりすることが、フードロスにつながります。

 こうしたフードロスを少しでも減らすために生まれたのが、フードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」です。イベント・ワークショップ事業などを行うコークッキング(東京都港区)が開発しました。

「TABETE」では、予約の急なキャンセルなどで発生した余った食品を、ユーザーが1品から購入できます。居住地の近くの飲食店などが、その日の余った食品を登録。ユーザーは、気に入った食品の購入意思を示し、お店に直接取りに行きます。近くのお店を「お気に入り」登録すれば、その日の余った食品のプッシュ通知が届きます。

 コークッキングの広報担当者に聞きました。

Q.サービス考案のきっかけは。

担当者「当社の代表が飲食店で勤務していた頃、食料廃棄の現場を目の当たりにしたことが始まりです。2015年にデンマークで始まった『Too Good To Go』というサービスの記事を見つけ、日本でもフードロス問題を解決しようと思いました」

Q.サービス開始はいつからですか。アプリをリリースした目的は。

担当者「2018年4月29日からウェブ限定で開始しました。8月20日からアプリをリリースしたのは、より快適にTABETEを利用してもらうためです。アプリの開発に当たっては、ウェブ版のヘビーユーザーからヒアリングを行い、余った食品があることを能動的に知らせるプッシュ通知機能などを追加しました」

Q.ウェブ版での実績は。

担当者「20~40代の働く女性を中心に、約4万人のユーザーがいます。登録しているお店は約200店です。首都圏を中心に横浜市にも展開を進めています。エリアは順次拡大していく予定です」

Q.ユーザーのメリットは。

担当者「まず、おいしい食事をお得に購入できることです。フードロス削減という社会貢献も気軽にできますし、初めてのお店の味も楽しめます」

Q.家庭のフードロスも課題ですが、今後はどのような事業に取り組みたいですか。

担当者「まずは、中食外食のロス削減に注力していきます。これにより、ユーザーの意識も変わり、家庭でのロス削減にも貢献できると考えています」

(報道チーム)

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