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男の中の男? エビフライ増量を“背中で語る”とんかつ店が「おもしろすぎ」、店長に聞く

奈良市に「男は背中で語る」を“文字通り”実践する人がおり、SNS上で「おもしろすぎ」と話題になっています。

背中で訴える張り紙(まるかつ公式ツイッターより)
背中で訴える張り紙(まるかつ公式ツイッターより)

「男は背中で語る」といえば、背中から威厳や哀愁が漂う男性の姿を想像しますが、一風変わった「背中で語る」を実行している人が、奈良市のとんかつ店にいます。

 エビフライの「エビ」を大きくしたことをアピールする張り紙を背中に張って“語りかける”様子に、SNS上では「おもしろすぎて大好き」「こんなの見たら『じゃあ食べる』となる」「普通に店内にPOP出せばいいのに」などの声が上がっています。さっそく話を聞きました。

「時々見える背中」がかえって目立つ

 このお店は、奈良市神殿(こどの)町にあるとんかつ店「まるかつ」です。2014年9月に創業し、店長は金子友則さん(42)。「青いコロッケ」や「黒いコロッケ」を開発したり、豪雪被害を受けて北陸4県民を対象に半額サービスをしたりと、さまざまなアイデアで注目されています。

 今回は「えびフライの中身のえびがお値段そのままでだいぶ大きくなりましたよ!」と書いた張り紙を自らの背中に張ってアピール。お店の公式ツイッターで「お客様が喜んでくれればと、ひそかにえびフライの中のえびを大きくして約1週間。どなたか気づいてくれるかなとドキドキしていたのに、だれも気づいてくれない」ため“背中でアピール”したそうです。

 金子店長に聞きました。

Q.エビはいつから、どのくらい大きくしたのですか。

金子店長「7月21日、旧サイズの在庫がなくなった時点から大きいタイプに変えました。サイズは約1.3倍になりました」

Q.価格据え置きのまま大きくした理由は。

金子店長「値上げして、もっと良い料理を食べてもらうのも飲食店として正しい考え方だと思います。ただ当店は高級店ではありませんし、味もおもてなしのレベルもまだまだです。それでも通ってくださるお客さまには感謝しかなく、少しでも喜んでいただきたいというのが本音です」

Q.背中の張り紙はツイートをした7月27日からですか。営業中、ずっと張っているのですか。

金子店長「はい。27日からです。くすくす笑って写真を撮ってくださったり、夏休みでお子さん連れのお客さまも多く喜んでくださったりしているので、しばらく続けようと思っています。エビフライ関連のメニューの注文が2倍くらいになっています」

Q.エビを大きくしたことをメニューに書く、壁に張り紙をする、などの方法は考えなかったのですか。

金子店長「目立ってしまうのも…と思ったので、時々見える背中にしました。逆に目立ってしまうかも…と思ったのですが、案の定目立ってしまったようです。今から思えば、そりゃそうだと思います」

Q.恥ずかしさは感じませんでしたか。

金子店長「最初は恥ずかしかったです。『ふざけている』と怒られないかとドキドキしました。変わり者と思われても、お客さまが楽しんでくださればそれでいいと思っています」

 背中の張り紙だけを見ると「ユニークさ」が際立ってしまいますが、まるかつは被災地支援などにも取り組んでいます。

Q.西日本豪雨を受けて、7月18~22日のコロッケの売り上げを寄付することにしたそうですね。

金子店長「皆さん、貢献したい気持ちをお持ちだと思ったので、その思いが義援金という形に変わるようお店として協力したいと思いました。まだまだ余裕がないので『これくらいですみません』という感じですが」

Q.北陸の豪雪を受けた半額サービスの利用者はどのくらいでしたか。

金子店長「260人です」

Q.「お子さんにおいしいものをお腹(なか)いっぱい食べさせてあげたいのに、ご事情があってむずかしいときなどは、コソっと店長に相談してください」と張り紙をした「まるかつ無料食堂」が5月に話題になりました。利用者は。

金子店長「複数組、利用がありました。かなり喜んでくださっています。現在も継続中ですし、気軽にもっと利用してほしいと思っています」

 店長の背中が語るのは、お得感だけではないようです。

(報道チーム)

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