この猛暑の夏に…冬の風物詩「焼き芋」を売るスーパー発見、すっかり定着? 担当者に聞く
毎日猛暑が続いていますが、あの「冬の風物詩」が根強い人気を得ているお店もあります。

猛暑でも、冬の風物詩「焼き芋」が根強い支持を獲得しているお店もあります。首都圏でスーパー296店を展開する「マルエツ」(東京都豊島区)は、ほぼ全店で夏場を含む1年中、焼きたての焼き芋を販売しています。なぜ夏場も販売しているのか、どんな人が購入しているのか、担当者に聞きました。
種類や産地変えて認知度アップ

東京都世田谷区にあるマルエツの店舗。入り口近くの焼き芋売り場のケースには、ほかほかの焼き芋が並んでいます。購入し、皮をむいてほお張ると、ねっとりとした食感と程良い甘味が楽しめます。時間帯によっては品切れの場合もありますが、「次回の焼き上がり時間」を確認し、その時間に合わせて店を訪れることもできます。
マルエツ青果部の担当者に話を聞きました。
Q.店舗で焼く焼き芋の販売はいつからですか。
担当者「2005年からです。現在は295店で一年中販売しています」
Q.なぜ夏も販売しているのですか。お客さんの要望や販売実績からでしょうか。
担当者「今となれば、という面もあるのですが、季節を問わず焼き芋を販売していることがお客さまに認知され、『マルエツに行けば一年中焼き芋がある』ということが定着しているからです」
Q.夏に焼き芋を販売することに、反対や不安はありませんでしたか。
担当者「導入当初は全く売れず、夏場の販売をやめた年もありました。しかし、品種を変えたり産地を変えたりして、その時期においしい品種や産地を探した結果、認知されました」
Q.芋の種類を教えてください。
担当者「夏場は、年間レギュラー商品でもある『紅はるか(紅ゆうか)』のほか、『シルクスイート』を販売しています。他の時期は、安納芋などを焼くこともあります」
Q.どのような人が買っていきますか。
担当者「男女、年代問わず、幅広く購入いただいていますが、特に30~40代と60~80代の女性の比率が高いです。デザートや昼食代わりに購入する人が多いようですね」
Q.夏の間でも売れる時期や日はあるのでしょうか。
担当者「やはり、涼しい日の方が売れる傾向があります。通常の焼き芋のほかに、冷やして食べる『冷やし焼き芋』を販売している店もあります」
“真夏の焼き芋”定着までには苦労もあったようです。焼き芋は1本158~198円(税別)で、種類によっては298円(同)で販売しています。
(報道チーム)
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