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「あのー」「えっと」は使うべきでない? コミュニケーションにおける「フィラー」の役割とは

フィラーの上手な使い方は?

Q.フィラーが人の心理や印象に与える影響について教えてください。

小松原さん「発言する人と聞く人の関係性や、それぞれの性格、感性の違いがあるので、一概にフィラーが与える印象を語ることは難しいかと思います。

例えば、大好きな恋人であれば、『えーっと…』と言いよどむところにロマンスを感じる場合もあるでしょう。一方で、苦手な上司が『えーっと』と連発すれば、嫌な気持ちになるかもしれません。また、『えーと』という言葉について『イライラする』と感じる人もいれば、少し言いよどんでから要件を言ってくれた方が『心遣いを感じて好ましく感じる』という人もいます」

Q.フィラーを積極的に使うべき場面はありますか。

小松原さん「『うーん』『えーと』『あのー』などのフィラーは、一見無意味に思われますが、実は、フィラーを発して言いよどむことは『努力を相手に見せることで丁寧さを醸し出す』という機能があると言われています。また、依頼に対して即座に拒否の表現をするよりも、フィラーを挿入してから拒否を表現する方が、その表現から受ける拒否の強さの程度が軽減されることが明らかにされています」

Q.逆に、フィラーを使うべきではない場面とは。

小松原さん「ビジネスの場面でフィラーを連発すると、『愚鈍で言語表現の苦手な人』『プレゼンの訓練をされていない人』などの印象を受ける人もいるのではないでしょうか。

プレゼンのようなビジネスシーンでは、フィラーを連発しない方が『聞き取りやすい』『しっかりして見える』『頼りがいがあるように見える』と考えられており、そのように教えているビジネススクールもあります。プレゼンやディベートにおいては、限られた時間内にいかに多くの情報を盛り込むかということが重視されるためかと思います」

Q.フィラーを使いこなすために意識すべきことは何でしょうか。

小松原さん「フィラーは無意識に発している場合が多いので、自分が話している場面を録音し、『どのような印象を受けるのか』『自分はどのような印象を与えたいのか』を分析するとよいでしょう。

そして、『柔らかい印象を与えたいので「えーっと」と言ってみようかな』『ハキハキしていると感じてほしいので、フィラーを減らせるように訓練してみようかな』などと、自分の目的に合った使い方ができるとよいですね。

ただし、コミュニケーションということを考えるのであれば、言葉そのものに意識を向けるよりも、言語化される前の気持ちや感覚をリラックスして伝え合うことができる方が効果的です」

(ライフスタイルチーム)

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小松原幸恵(こまつばら・ゆきえ)

心理カウンセラー(ヒプノセラピスト)

米国催眠療法協会(ABH)認定ヒプノセラピスト、国際催眠連盟(IHF)認定ヒプノセラピスト、国際セラピートレーニング協会(ITTO)認定ヒプノセラピスト。ワイスインスティテュート(米国)前世療法プロフェッショナルトレーニング修了。日本レイキセラピスト教会認定レイキティーチャー。「Efficacy Japan」認定夢実現化コーチ。高倍率を勝ち抜いて公務員になるも、人生の方向性への迷いからヒプノセラピーによる心理カウンセリングを受け「人生は自分で切り開いていくもの」というメッセージを潜在意識から受け取り、人生を見つめ直す。心理カンセラー(ヒプノセラピスト)として活躍中。2013年に第1子を出産。リラクゼーションで痛みのない出産ができることを自ら実証し、その経験を元に「ココロと体の自由」を主軸にした「幸せ出産学」「ヒプノ出産学」のセミナーを開催し「子供がいることでさらに自由が拡大していくママ」の育成を目指している。和気あいあいとした雰囲気でクライアントの気持ちに寄り添ったセミナーは強い支持を得る。

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