簡裁の審理にも影響? 契約右肩上がり「弁護士保険」が人気の理由
契約する人が右肩上がりで、簡易裁判所の審理長期化の一因になっているとも報じられた「弁護士保険」。今回は、その仕組みやメリットについて専門家と一緒に考えます。
自動車による物損事故の増加を受けて、最高裁判所が簡易裁判所の審理の迅速化に乗り出す――。先日こんな報道がなされました。
報道によると、最高裁は現在、物損事故訴訟の争点を類型化し、それぞれの審理に必要な資料やポイントをまとめているといいます。紛争の迅速な解決を本来の目的とした簡裁の審理が、物損事故訴訟の増加によって“速度低下”しているというわけです。
とりわけ、全国の簡裁に起こされた交通事故関係の訴訟は2015年に約1万9000件で、10年前の4倍に増加。記事はその背景として、弁護士費用が補償される「弁護士保険」の普及を指摘しています。
今回は、簡裁の審理に影響が出るほど契約が右肩上がりの弁護士保険について、その“人気のワケ”を弁護士の藤原家康さんと一緒に考えます。
コメント