お見合いで「交際希望」が来る人と「断られてばかり」の人…仲人が指摘する、たった一つの「違い」
「ピント外れ」の会話ばかり繰り出す
楠野ようこさん(34歳、仮名)が、町田ともあきさん(35歳、同)とお見合いをしました。ホテルのティーラウンジがお見合い場所だったのですが、席に着くなり、ともあきさんは開口一番、こう言ったそうです。
「あなたは、公務員と結婚したいのですか?」
ともあきさんは公務員でした。
「いや、そんなことはないですよ」
「では、何で僕に申し込んだのですか?」
「何でと言われても」と、ようこさんは心の中で思ったそうです。お見合いでは、見た目、年齢、住んでいる場所、仕事などを総合的に見て、「この人となら結婚してもいいかも」と思った相手にお申し込みをかけます。
ともあきさんは、さらに質問をしてきました。
「あなたは、何という名前の相談所に入っているのですか? 最初にいくら払いましたか?月会費はいくらですか?」
矢継ぎ早に質問され、ようこさんはすっかり戸惑ってしまいました。
そして次に質問してきたのは、婚活歴でした。
「もうどのくらい婚活しているんですか?」
「何人くらいに会ったんですか?」
「これまで真剣交際に入った人はいましたか?」
ようこさんは、私に言いました。
「何でそんなことが知りたいの? ということばかり聞いてくるんですよ。『趣味は何ですか?』とか『休みの日は何をしていますか?』とか、もっと私自身のことが分かる質問をしてくればいいのに。何だか結婚相談所の入会面談みたいでした」
ようこさんは、このお見合いは「お断り」。ところが、ともあきさんからは「交際希望」が来ていたのです。ともあきさんは、自分がお見合い時にピント外れな質問ばかりしていたことも、その質問をされたようこさんが戸惑っていたことも、全く気付いていなかったようです。
「これを言ったときに、相手がどういう気持ちになるか」。その想像力がないと、相手が不愉快になっていることに気付かず、独り善がりの会話をしてしまいます。
好きなことを一方的に話して、「あ〜、今日のお見合いは楽しかった」と思っていたのに、相手から「お断り」が来たら、まさに独り善がりの会話をしていたということです。

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