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お見合いで「交際希望」が来る人と「断られてばかり」の人…仲人が指摘する、たった一つの「違い」

お見合い後に高確率で「交際希望」をもらえる人と、「断られてばかり」の人……結婚相談所を運営する仲人が指摘する、たった一つの“違い”とは。

「お断り」が多い人には“理由”がある…?
「お断り」が多い人には“理由”がある…?

 お見合いを終えて、「交際希望」をもらえる確率の高い人と、「お断り」が多い人とがいます。この違いは、どこにあるのでしょうか。

 それまでお互いに全く知らなかった男女が出会い、1時間程度の話をして、その後お付き合いするかどうかを決めるのがお見合いなのですが、断られてばかりいる人というのは、会話の仕方を間違えているのです。

 今回は、断られたお見合いのケースを見ていきながら、“通過率”を上げるにはどうしたらよいのかを、結婚相談所を運営する仲人である筆者と一緒に考えていきましょう。

仕事や同僚の愚痴は厳禁

 安藤さとえさん(33歳、仮名)が、吉田としみつさん(36歳、同)とお見合いをしました。ある土曜日、午前11時からのお見合いだったのですが、終えて午後12時過ぎには、としみつさんの相談室から「交際希望」が来ました。

「吉田より、『ぜひもう一度お会いしたい』と連絡が入りました。安藤さまはとても明るくすてきな方で、1時間のお見合い時間があっという間に過ぎたとのことでした。安藤さまのお気持ちは、いかがだったでしょうか?」

 お見合いを終えてすぐに「交際希望」の連絡を入れたのですから、としみつさんはさとえさんに好印象を抱いたのでしょう。

 そこで、相談室からのコメントをそのままさとえさんに伝えました。すると、さとえさんからは、こんな返事が来たのです。

「吉田さまは、お断りでお願いします。『今の仕事が楽しくない』とか、『職場がブラック企業だ』とか、お仕事に対してすごく後ろ向きでした。でも、聞いてみると労働時間も普通だし、土日もしっかりお休みが取れているみたいだし、全然ブラック企業という感じではなかったんですよね。愚痴るのが癖なのだと思います。全く楽しい気持ちになれないお見合いでした」

 お見合いの席で、仕事の愚痴や、会社の人間関係がうまくいっていないことを話す人は、意外と多いのです。お見合いは、結婚を目的とした出会い。ご自身の人間性や魅力をプレゼンする場です。愚痴ばかり言う相手と結婚したいと思う人がいるでしょうか。

 また、結婚は日々の生活です。日々の生活にはお金がかかります。そのお金を稼ぐ手段が仕事なのです。その仕事を「つまらない」と言っている人は、男性も女性も、お相手にとって魅力的に映りません。

 人間ですから、愚痴を言いたくなるときもあります。愚痴を言うことで、心の中にたまっていたストレスやモヤモヤがスッキリすることもあります。ただ、愚痴を言う相手を間違えてはいけません。言ってもいいのは、信頼関係が築かれている相手です。

 さらにとしみつさんは、ひとしきり会社の愚痴を言った後に、かなり突っ込んだ個人情報を聞いてきたというのです。

「◯◯市にお住まいとのことですが、どのあたりですか? 私は、◯◯市に親戚がいるんですよ。ご近所だったりして」

 お見合いで、「どこに住んでいるか」「何という会社に勤めているか」など、個人情報を聞くのはルール違反です。

 お見合いをしても、なかなかお相手から交際希望がもらえないという人は、もう一度、お見合いの作法やルールをしっかりと見直してみましょう。また、ネガティブ発言や愚痴をこぼしてはいけないことを、しっかりと心にとどめて、お見合いに臨んでくださいね。

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鎌田れい(かまた・れい)

仲人・ライター

雑誌や書籍のライターとして活動。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も手がけてきた。あるカリスマ仲人を取材したことをきっかけに「ご縁を結ぶ仕事」に興味を持ち、現在は結婚ナビゲーターとしても活動中。婚活のためのレクチャーやイベントも多数開催する。プライベートでは、婚活パーティーで知り合った夫と結婚し、双子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。「最短結婚ナビ公式サイト」(http://www.saitankekkon.jp)、YouTube「仲人はミタ チャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCObGYwIfj_oY-cm9LlnFmdA)。

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