新社会人が今のうちに身に付けておきたい「5つのビジネスマナー」とは? マナーコンサルタントが解説
「姿勢」「あいさつ」で配慮、敬意を表現
【(3)姿勢のマナー】
頭のてっぺんから腰までを真っすぐにすることで、スマートできちんとした印象になります。椅子に座るときは、座面の3分の2から半分くらいに座ることで、自然と背筋が伸びる姿勢になります。
また、座っているとき、立っているときなどに、細かいことではありますが、きちんと足をつけているかなども意識すると、あなたの「相手への配慮」が伝わります。もちろん、これらを行うことが難しい場合は、無理に行うことはありません。
【(4)あいさつのマナー】
初対面の人などにあいさつをすることは、恥ずかしかったりしますよね。しかしながら、みんなが同じ気持ちであいさつをしなかったらどうでしょうか。ここは勇気を出して、自分からあいさつすることを習慣にしてみると、新たな世界が開けていきます。あなたからあいさつをされた人は、きっと明るくうれしい気持ちになることでしょう。
あいさつは、その人の存在を認識し、コミュニケーションを取りたいという気持ちからなる行為です。そのため、あいさつをされた人は「自分の存在を認めてもらえた」とプラスの感情になるわけです。先手であいさつをし、ウインウインの関係を築く“先手必勝”は、お互いに心を通わせ、ほほ笑み合う『先手必笑』としてあなたを守ってくれることでしょう。
また、人前を通るときには、会釈をしながら通ることで相手への敬意を表現できます。さらに、エレベーターなどでも、操作ボタンを押してくれている人に会釈をして乗り込む、降りるときには「ありがとうございます」とあいさつをする人はすてきです。
【(5)言葉遣い・伝え方のマナー】
社会人になると、主に敬語を使用します。敬語は、相手を敬う気持ちを言葉として表現するものです。まずは、次の言葉を敬語に言い換えるとよいでしょう。これだけでも、ぐっと社会人らしく変身できます。
・僕 → 私(わたくし・わたし)
・分かりました → かしこまりました・承知いたしました
・すいません・すみません → ありがとうございます・失礼いたします・申し訳ございません
・昨日(きのう) → 昨日(さくじつ)
・今日(きょう) → 本日(ほんじつ)
また、「クッション言葉」と「伺い形」の言い方もマスターしておくと好感度がアップします。
・クッション言葉…「お手数ですが」「よろしければ」「恐れ入りますが」など
・伺い形…「よろしいでしょうか」「お待ちいただけますでしょうか」「お持ちいたしましょうか」
さらに、相手の名前をつけてコミュニケーションを取ると、特別な感じを覚えたり、特に初対面の場合はすぐに自分の名前を覚えてもらえたことをうれしく思ったりする傾向にあります。
例:「いつもありがとうございます」 → 「◯◯さん、いつもありがとうございます」
Q.これから多くの経験を重ねる中で、さまざまなビジネスマナーを学び、体得していく新社会人に向けて、アドバイスやメッセージをお願いします。
西出さん「飲み会に行きたくても、同居している家族など周囲のことを考えて控えるなど、コロナ禍を経験している新社会人の皆さんは、相手の立場に立つ思いやりの気持ち、すなわちマナーの心を既に持っていらっしゃり、大変素晴らしいと思っております。あとは、それを相手に誤解されないように表現し、伝わるように伝えていけば安心ですね。
相手の状況などを考え過ぎるあまり、報告や質問、相談などができないと悩む人もいるかもしれませんが、『今、お時間よろしいでしょうか』『お忙しいかとは存じますが』といったクッション言葉をつけるなど、マナーコミュニケーションを取れば大丈夫です。
また、近年は以前と比較して上下関係などが緩くなり、働く環境も優しくなっています。そのような中、『親しき仲にも礼儀あり』の敬意や配慮の気持ちを忘れずに、協調性を持ち、いい意味で個性を生かしながら、有意義な社会生活をお過ごしくださるよう祈念しています」
(オトナンサー編集部)

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