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部屋中サケ!サケ!サケ! 北海道のスイートルームが「泊まりたい」と話題に、なぜ企画?

北海道特産の「サケ」をテーマにした、ホテルのスイートルームがSNS上で話題となっています。

クマのパネルが枕元にある寝室(星野リゾート提供)
クマのパネルが枕元にある寝室(星野リゾート提供)

 北海道特産の「サケ」をテーマにした、ホテルのスイートルームがSNS上で話題となっています。ソファやベッドカバー、スリッパなどをサケのイラストで統一するこだわりに、「泊まりに行きたい」「オレンジの組み合わせでこんな感じにまとまるって素敵」などの声が上がっています。今秋には、「遡上(そじょう)体験」をイメージしたアクティビティーが新たに加わった宿泊プランも登場。6月1日から予約が始まります。

浴室は「イクラ丼」?

 その名も「鮭(しゃけ)ルーム」という部屋があるのは、北海道占冠(しむかっぷ)村にある「星野リゾート トマム ザ・タワー」。37階建てホテルの最上階にあるスイートルームの一つを改装し、2017年9月にオープンしました。

 部屋に入ろうとドアの前に立つと、かわいいサケのイラスト入りプレートがお出迎え。リビングルームのソファやクッションにもサケのイラスト、スリッパもサケ、寝室のベッドカバーもサケ、尾びれが付いた毛布に身をくるめば“サケ気分”に……と徹底しています。浴室にはイクラをイメージした赤いボールがあり、備え付けの入浴剤をジェットバスに入れて泡立てると、まるで「イクラ丼」。遊び心いっぱいの部屋です。

 ホテルの鈴木洋介宿泊支配人は「北海道の秋の雰囲気を楽しんでほしいとスタッフが提案しました。ホテル周辺には、サケが遡上する鵡川(むかわ)の源流があり、この部屋で、サケの漁獲量1位である北海道の大地の魅力を感じてもらいたいと思います」と解説。30~40代の女性同士やカップルの利用が多いそうです。

 9月1日からは期間限定の宿泊プラン「鮭旅(しゃけたび)」がスタートする予定です。「遡上しているサケになりきってもらおう」と、ベッドルームの壁には、川でサケを狙うクマをイメージしたパネルを設置するほか、サケをイメージしたパジャマの貸し出しや、屋内プールでは、サケがデザインされたボードに乗る「鮭SUP」で遡上体験もできるそうです。サケになりきるあまり、クマに食べられる夢を見てしまうかもしれませんが、それも北海道ならではの思い出になりそうです。

「鮭ルーム」は原則2人1組での受け付けで、宿泊料は1人2万500円(税・サービス料込み)~、「鮭旅」は1人3万6000円(同、2名1室利用時)~です。

(報道チーム)

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