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“クソみたいな忠告”していない? ママ友からの「ためにならない育児アドバイス」7選

余計なお世話とも取れる“クソみたいな忠告”を意味する「クソバイス」という言葉があります。今回は、ママ友からの「ためにならないアドバイス」を7つ紹介します。

「言った」「言われた」経験、ある?
「言った」「言われた」経験、ある?

「クソバイス」という、何とも印象に残る言葉があります。エッセイストでタレントの犬山紙子さんが名付けた言葉だそうです。「仕事ばかりしていると婚期を逃すよ」「若いんだから、もっと何事にも積極的になりなさい」といった、余計なお世話とも取れる“クソみたいな忠告”を指すようです。

 そこで、子育て版として、ママ友からの「ためにならないアドバイス」を私なりに7つ選んでみました。

「ママは、家族を照らす太陽にならないとね」

【「◯◯君だってやればできるのよ。頑張って」】

わが子(◯◯君)についての、ママ友からのアドバイスです。親がつい言いがちな「やればできる」という言葉。私も子どもの頃、親からそうやって励まされたことがあります。でも大人になった今、この言葉の意図をよくよく分析してみると、「今はやっていない」ということを暗に伝えている言葉とも思えるのです。だからこそ、身内ならともかく、ママ友から言われるのはどうなのでしょうか。

相手は善意で、励ましのために言ってくれているのは理解できるのですが、こんなふうに捉えてしまうのは、私がひねくれているせいでしょうか。

【「努力したら、必ず結果は出るよ」】

「野球選手になりたい」と努力しても実力が伴わず、実際にはなれない人の方が多いのではないかと思います。シビアかもしれませんが、努力をしたからといって、「望んだ通りの結果が必ず出る」というわけではありません。

ただ、子育てをしていると、子どもの将来に壮大な夢を描いたり、期待をしたりしてしまいがちです。そんなときにふと“遺伝”という言葉がよぎり、「そうか、この子は私の子だったんだ」と思う瞬間もあります。こうした経験のある親はきっと少なくないでしょう。

しかし、例えばテストの結果が伴わなくても、「頑張って勉強している」ことで学力は身に付いていますし、スポーツの練習をしたことで体力は付いています。ですから、努力は決して無駄にはならないと思います。そして、それでよしとする器の大きい親になりたいものです。

【ママはいつも笑顔で】

眉間のしわが形状記憶されている私に、笑顔が形状記憶されている元キャビンアテンダントのママ友から、次のようにアドバイスされたことがあります。

「ママは、家族を照らす太陽にならないとね。スマイル~スマイル~」

分かってはいるのです。常にハッピースマイルでいられたら苦労しません。でも、これができないから皆、悩んでいるのです。鏡に映る、形状記憶されている眉間のしわを見て、さらに落ち込みました。24時間年中無休で、まるで怪獣のような子どもを相手にしていたら、少なくとも私は“いつも笑顔”ではいられません。

【「前向きになろうよ」「プラス思考で」】

「前向きにね。ポジティブシンキング~」。その言葉を聞き過ぎて、耳にタコができています。いつも前向きになれていれば、誰も苦労はしません。

クラスのテストの平均点が「70点」のとき、平均点以下の35点しか取ってこなかったわが子に、「どんまい、どんまい。1桁じゃなくてよかったね」なんて、実際にはなかなか思えないのです。

へこんでマイナス思考になってしまっている“ありのままの自分”も受け入れられる人が、本当の「プラス思考の人」のような気がしています。

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立石美津子(たていし・みつこ)

子育て本著者・講演家

20年間学習塾を経営。現在は著者・講演家として活動。自閉症スペクトラム支援士。著書は「1人でできる子が育つ『テキトー母さん』のすすめ」(日本実業出版社)、「はずれ先生にあたったとき読む本」(青春出版社)、「子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方」(すばる舎)、「動画でおぼえちゃうドリル 笑えるひらがな」(小学館)など多数。日本医学ジャーナリスト協会賞(2019年度)で大賞を受賞したノンフィクション作品「発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年」(中央公論新社、小児外科医・松永正訓著)のモデルにもなっている。オフィシャルブログ(http://www.tateishi-mitsuko.com/blog/)。

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