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LGBTは趣味なのか嗜好なのか どのように理解を深めるべきか?

理解を深めるために何が必要か

 簗和生衆院議員はLGBTなど性的少数者を巡り、「生物学上、種の保存に背く。生物学の根幹にあらがう」といった趣旨の発言をしています。「LGBTは道徳的には認められない」という発言をした出席者もいたようですが少々理解に苦しみます。LGBTは道徳で理解するような性質のものではないからです。

 中には発言を養護する声も見受けられました。このようなセンシティブな問題に関して、発言後に曖昧な態度を取る政治家は多いのですが、自らの考えを明確に主張すべきだと考えます。

 少数派が社会参加を果たすためには、さまざまな「壁」が存在します。物理的な壁や制度上の壁は政治や行政の努力で取り除くことができますが、今は理解促進を深めているフェーズです。そのため、この問題は簡単には解決されません。

 偏見や差別など、社会に根付いている「心の壁」を取り除くためには、概念を根本的に見直す必要性があります。少数派の人たちが社会構成員の一員として、恩恵を等しく受けることができる社会を実現するには、途方もない作業が必要です。それは社会を変革するという時間のかかる作業です。そこに生きる人の心が貧しい社会であっては、実現することはできないからです。

 LGBT問題は人間としての、おおもとを問う重要な問題をはらんでいると考えています。

(コラムニスト、著述家 尾藤克之)

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、著述家 尾藤克之

コラムニスト、著述家。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。代表作として『頭がいい人の読書術』(すばる舎)など21冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も絶賛公開中。

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