恋愛、仕事、職場…「嫉妬」はなぜ起こり、どう付き合ったらいいのか
嫉妬とうまく付き合うには?
Q.嫉妬をしやすい人、嫉妬深い人はその性質を改善した方がよいのでしょうか。それとも、その必要はないのでしょうか。
小日向さん「先述したように、嫉妬深い性格は教育や過去の環境による要素も大きく、幼少期~思春期にわたって刷り込まれた価値観や観念は成人してから改善しようとしても、難しい場合が多いのが現実です。また、嫉妬の対象は突き詰めれば、自分がなりたい姿であることも少なくないので、嫉妬感情は努力への原動力になり得ることを考えると、改善すべきものと捉える必要はないと思います。それよりも、昇華させるためにはどうしたらよいかなどの対処法を模索した方が、よほど効率的です」
Q.恋愛や友情などの人間関係やビジネスシーンなどで、嫉妬の感情をコントロールしたり、上手に生かしたりしたいと考える人もいます。自分の中の嫉妬心とうまく付き合っていくためのコツやアドバイスをお願いします。
小日向さん「嫉妬感情を生かしたい場合はやはり、昇華が大切です。『さて、この嫉妬感情をどう調理してやろうか』というくらいの心意気で向き合ってみてください。また、『嫉妬が強すぎて、苦しい』『昇華より、まず手放したい』と思っている人は、自分と他人との境界線をしっかり引くことを意識してみてください。
例えば、愛する人が腹痛で苦しんでいるときに薬を買ったり、病院に付き添ったりすることはできますが、痛みそのものを代わりに引き受けることはできないですよね。つまり、どんな関係であっても『自分がその人になることは不可能だ』と悟ることです。自分を犠牲にして、相手に尽くしてしまうタイプの人は特に、この境界線を確立しなければ、嫉妬の苦しみからの解放は困難です。
この思考を軸として維持できるようになると、嫉妬がつらいときに『人は人、自分は自分』と唱えただけで、以前より楽に嫉妬感情を手放すことができるようになります」
(オトナンサー編集部)

コメント