会社で「お菓子」を食べる時に注意すべきこと
職場で人目を気にせずにポテトチップスが食べられる、とある「ファイル」が話題に。会社などでお菓子を食べることへの需要はかなり高いようですが、そこには守るべきマナーもあります。
「職場で人目を気にせずにポテトチップスが食べたい」人のために、湖池屋が文房具メーカーのキングジムと共同開発した「ファイル」(非売品)がSNS上で話題となっています。見た目は普通のファイルなのに、中にポテトチップスを袋ごと入れることができ、ファイルを確認するふりをしながらポテトチップスが食べられるというもの。このファイルについて、「欲しい」「仕事してると見せかけてポテトチップス食べたい」などの意見が上がっています。
このやり取りからは、会社などの職場でお菓子を食べることの罪悪感が見て取れますが、マナーの観点から「職場でのお菓子」はどのように考えられるのでしょうか。
規則はオーケーでも周囲への配慮を
企業や大学などで人財育成や研修、コンサルティングなどを行い、新著「かつてない結果を導く 超『接待』術」など国内外で70冊以上のマナー本があるマナーコンサルタントの西出ひろ子さんは「企業がコラボして、喜ばれるものや役立つものを作り出すのは素晴らしいこと」と前置きしつつ、次のように話します。
「お菓子を食べてもよいかどうかは、会社や職場の規則によります。たとえば『デスクで食べてもオーケー』や『休憩時間以外はNG』など、さまざまな規則があると思いますので、それぞれの規則に従うようにしましょう」
ただし、仕事中にお菓子を食べてもよい職場でも、周囲に対する配慮は不可欠。たとえば、食べる時に大きな音が出るものや、臭いの強いものは控えるほうが無難です。これらは、急な来客や他部署の人が訪問してくることなどを考えるようにします。さらに、食べる時に手が汚れるお菓子も要注意。油などが付着した手で書類やパソコン、備品などを触って汚してしまう可能性があるからです。
もしも、職場の上司などからお菓子を食べていることを注意されたら、どのように対処すべきでしょうか。
「規則上は許されているとしても、注意された場合は相手の意向を優先するのがマナーといえます。『はい』と明るく素直に返事をして、食べるのを控えるとよいでしょう。同じ環境で仕事をしている人を思いやり、配慮することで、評価されることがきっとあります。おいしいお菓子を食べながら、互いに気持ちよく仕事をするための心配りを忘れないようにしましょう」
(オトナンサー編集部)
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