安室奈美恵、走り続けた人生を「見つめ直す」時間
歌手の安室奈美恵さんが2018年9月16日に引退することを発表。小学生でスカウトされて以来、走り続けた歌手人生でしたが、これまでを「見つめ直す」ための決断だったのかもしれません。

安室奈美恵さんの引退発表は、元SMAPの稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんのニュースと並び、芸能界のトップニュースとなりました。ファンでなくても、改めてその存在感の大きさを感じた方も多いのではないでしょうか。デビュー25周年、40歳。ここで一つの節目を迎え、2018年9月16日をもって引退することを決意したとのことです。
小室哲哉プロデュースでヒットを連発
1990年代に小室哲哉さんのプロデュースでヒットを連発、“アムラー”がユーキャン「新語・流行語大賞」トップ10に選ばれるなど、まさに人気のピークを迎えた安室さんですが、3年ほど前、デビュー以来所属していた“育ての親”ともいえる事務所から独立したことで、大きな転機を迎えました。
その後も、オリンピック放送テーマソング「Hero」や100公演を数える全国ホールツアーなど活躍を続けましたが、コンサートチケットの売れ行きはやや勢いが落ちてきたとの情報もありました。いろいろな意味で、見つめ直す時間が欲しいのではないかなと想像します。
とはいえ、芸能界きってのスター。引退報道を受けて、11月8日にリリースするベスト盤「Finally」の予約が殺到していますし、来年開催されるであろう引退ライブツアーのチケット倍率は相当なものになりそうです。最後のライブはやはり故郷沖縄か、といった予想も飛び交っています。また芸能界が安室奈美恵一色に染まるかもしれません。
引退後は、昨秋購入したという京都市内の超高級マンションでゆっくりした生活を送るのでは、とも報じられる安室さん。小学生のころ沖縄アクターズスクールにスカウトされて以来、走り続けた人生でした。新しい日常を手に入れたら、どんな生活をするのでしょうか。歌わない安室さんを想像するのは、ちょっと難しいですね。
(ライター、フォトグラファー 志和浩司)
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