「追跡」「発砲」「抱きつき」…ジャニーズ事務所がファンの過激行為に警告
所属タレントの熱狂的なファンの存在で知られるジャニーズ事務所ですが、一部ファンに過激な迷惑行為が見られるとして警告文を発表。識者もこうした行為は「タレント本人にマイナスとなる」と指摘しています。

関係機関から再三の注意や警告も
一部ファンの間で「マナーに反する過激な行為」が見られるとして、ジャニーズ事務所は9月13日、「大切なお願い」と題する文書を公式ホームページに掲載しました。
同事務所は「タレントが移動する際の追跡行為は、絶対にやめていただきたいとこれまでお願いして参りましたが、残念ながら過激な迷惑行為は依然として目撃されています」と指摘。タレントだけでなく、一般人や公共交通機関にも影響があり、関係機関から再三、注意や警告を受けているとした上で、以下の実例を挙げました。
・飛行機、新幹線でタレントに近い席を取り、立ち上がってのぞき込む行為
・新幹線の車内でタレントの乗車車両の前後のデッキにとどまり、一般の方の通行を妨げる行為
・タレントの写真、動画を撮影し続ける行為
・タレントの進路を妨害する行為
・タレントに故意にぶつかったり、抱きついたりする行為
・マネージャー、警備員、JFCサポートスタッフの注意を無視して追跡を繰り返す行為
・スタッフに向けてエアガンを発砲する行為
・一般の乗降客を巻き込み迷惑をかける行為
・タレントを乗せた移動車両を白タクなどで追いかける行為
同事務所は、事態が改善されなければコンサート中止など「最悪のケース」もありうるとし、「タレントが移動する際の駅や空港などでの過激な追跡行為は今後、絶対におやめください」と呼び掛けています。
「かつてはジャニーズの熱狂的な追っかけを『オリキ』と呼びましたが、彼女たちは迷惑をかけません。入り待ち・出待ちも事務所の許可を得て、通行の迷惑にならないよう工夫するなど自治が機能しているのです。一方、『やらかし』と呼ばれる過激なファンもいて、タクシーで追いかけるなどの迷惑行為は、オリキが見つければ事務所やファンクラブに通報しています。情熱が行き過ぎて周囲が見えなくなってしまうのでしょうが、タレント本人にとってマイナスになれば、本末転倒。事務所も悩みのタネでしょう」(ライター、フォトグラファーの志和浩司さん)
(オトナンサー編集部)
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