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間違いだらけの仕事術? ありそうでなかったデキない上司とのコミュニケーション術

わざと武勇伝を聞く

 上司になる人物は何かしら過去の栄光、いわば武勇伝があります。その武勇伝をわざと聞くことで上司の評価を上げるテクニックもあります。ただし、いきなり、「武勇伝を聞かせてください!」とお願いするのでは芸がありません。私ならこう聞きます。

「部長! 実はここ数カ月、ゲキカラ商事に営業を仕掛けていたんですが、もうちょっとのところで商談が不成立になってしまいました。部長は営業のスペシャリストと専務が言っていたのを小耳にはさんだのですが、今後の参考のために若い頃の営業列伝をお聞かせいただけませんか?」

 ポイントは上司よりも上位の役職者が上司を褒めていたことをさりげなく伝え、さらに、自分自身の「今後のため」に上司の武勇伝を参考にしたいと伝えている点です。上司に「学ばせてください」とお願いしているのですから、頼まれた方も快く受けてくれることでしょう。ただ、「教えてください」と依頼するのではなく、こうやって相手の自尊心をくすぐることも忘れてはいけません。

 会社組織の中で上司に反目しても、まったくいいことはありません。正しい対処方法を理解することでチャンスが広がります。逆境をチャンスに変え、どんどん成果を上げていきましょう。

(コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之)

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

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