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相手の発言を遮る会話泥棒 リモート下は「リモハラ」に気を付けろ!

聞き上手は深い部分を気付かせる

 職場における不満には、さまざまな要因があります。「自分が本当にやりたい仕事は何なのか」という漠然とした不安や家庭の問題が仕事に影響を及ぼしているケースもあるでしょう。

「このようなとき、『あなたの気持ち分かる』『だよね、だよね』と結論が出てしまうと、本当に言いたかった大事な部分、深い部分に話が広がらなくなってしまうのです。ここであなたの友人・知人の中で『聞き上手だな』と思う人を思い浮かべてみてください。その人と話すと『自分でも気付かなかった不満や問題に気付けた』『自分が何に悩んでいるのか頭の中を整理できた』なんて経験があると思います」

「そうです。これが話し手の本当に言いたかったこと、心の深い部分にあることを引き出してくれる『聞き上手の力』です。だからこそ、聞き上手になるためには簡単に分かってはいけない。『だよね、だよね』で終わってはいけない。つまり、同情する共感は不要。『同情するなら金をくれ!』ってことなんです。金をくれは冗談です。寒くなったらすみません」

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの人はコミュニケーションの難しさを知ることとなりました。対面ではないので細かなニュアンスが伝わりにくいためです。ほんのささいなことが火種となり、トラブルへと発展するリモハラのリスクを秘めています。このようなときには誰もが聞き役になり、相手の心を読み解く姿勢が何よりも大切です。

(コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之)

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

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