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すっかり定番! 「ハイボール」の名前の由来を聞いてみた

海外ではストレートかロックが一般的

 日本でハイボールといえばウイスキーのソーダ割りですが、長門さんによると、海外のハイボールは一般により広い意味があり、リキュールやスピリッツを炭酸飲料や水などで割ったもの全般を指す場合もあります。つまり、海外で日本のハイボールに相当するものが飲みたければ、バーボンやスコッチなどの銘柄を指定し「スコッチ・アンド・ソーダ」のように注文しなければなりません。

 なお、海外ではウイスキーをストレートかロックで飲むのがポピュラーで、日本のハイボールのように、ソーダ割りで飲む文化はあまりないそう。たとえば、ウイスキー製造が盛んなスコットランドでは割らずにそのまま飲むことが多いようです。

 ちなみに、日本の「ハイボールブーム」はサントリーが火付け役となり、低迷傾向にあったウイスキーの販売増を目指して、2008年頃から「サントリー角瓶」をソーダで割る飲み方の広報・宣伝活動に注力。その結果「とりあえずハイボール」が広く定着するまでになりました。

「ハイボールは爽快な味わいと、食中酒としての食事との相性の良さから多くのお客様に好評を頂いています。ハイボール市場は今後も成長を見込んでおり、より多くのお客様に『おいしいハイボール』を体感してもらう場の創出に努めてまいります」(長門さん)

(オトナンサー編集部)

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