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子どもの覚醒剤使用は「親の責任」なのか

有名俳優の子どもが覚醒剤で逮捕された事件が波紋を広げています。そこで、かまびすしいのが、子どもが覚醒剤を使った場合の「親の責任」をめぐる議論。今回は、さまざまな家庭を見てきたファイナンシャルプランナーの筆者がこの問題に切り込みます。

子どもの覚醒剤使用。果たして親の責任は?

 著名な俳優のご子息が覚醒剤で逮捕されたことを受けて、ワイドショーなどで親の責任に関する議論がなされています。

親は自らの責任を痛感している

「30歳になったら大人。親に責任はない」という論調が多いような気がしますが、過去にも同じく「立派な大人」の不祥事により、親である大物司会者や有名女優がその後、活動を制限される事例がありました。人前に立つ仕事である以上、責任の有無はともかくとしてその影響は免れないのかもしれません。

 ファイナンシャルプランナー(FP)という仕事は「何でも屋」のようなところがあり、多くの方からさまざまなご相談を頂くのですが、このような子どもの不祥事に関するものがまれにあります。「実は…」と重い口を開かれると、お子さんが何かしらの事件を起こし、ご両親がその対応に苦慮しているのです。

 実務上は必要に応じて弁護士や医師などを紹介しますが、こうした時、「親の責任」は周りがとやかく言うことではなく、親本人が一番痛感しています。当然ながらその苦悩は相当なもので、子どもへの怒りや失望とともに「自分の教育が悪かった」と自らを責めることになります。

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加藤圭祐(かとう・けいすけ)

あおばコンサルティング代表取締役、1級FP技能士、宅建士

大手外資系生命保険会社にて11年間、個人・法人のコンサルティング業務に従事。2015年に株式会社あおばコンサルティングを設立。日本初の、チャットでのお金のサービス「みかづきナビ」を開始。現在ではzoomも活用し、FP相談や保険相談で顧客の課題解決に取り組んでいる。みかづきナビ(http://www.mikazuki-navi.jp/)。

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