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38歳女性がPTAで知り合った男性と禁断の恋に落ちた理由

夫に不満なく、家族は大事でも…

 PTA不倫の出会いは、同じ学校の定期的な会合に限りません。たまたま奥さんに頼まれてパトロールにやってきた乙部さんと知り合った久美さんのように、出会うはずのない者同士が「子どもを通じた世界」を通して接点を持ちます。こうしたケースでは、点と点が結び付きにくいので周囲も気付きにくいのです。PTA不倫は、「学校」という場だけで始まるわけではありません。

「妻側が夫に不満を持っているから、他の男性に気持ちが向くのだろう」というまっとうな推測は通用しません。逆もそうです。「夫には不満がなく、好きだし、家族は大事。でも彼と会ってしまう」。こうした発言は、体験者から幾度となく聞いています。そして、女性によって不倫に陥る理由は全く異なります。

 久美さんの場合は、青春時代の思い出に引きずられ、ドラマチックな恋を再燃させたかったのかもしれません。たまたま好きなタイプの男性に誘われたことも、揺らいだ理由だったのでしょう。たわいない会話や照れながらのスキンシップが楽しくて、はしゃいでしまうそうです。「恋にときめく女気分」を味わわせてくれるところが唯一、夫とは違う点なのではないでしょうか。

PTA不倫はなぜ増えている?

 では、なぜPTA不倫は増えているのでしょうか。

 男性側に理由を問うと、「学区内だから近距離で会いやすい」という回答が圧倒的に多数です。「“おしゃれ不倫”だと人気の店ときれいなホテルの気遣いがいるし、終電を気にする。エネルギーとお金がないと踏み込めない」という言葉が、男性の気持ちを表していると感じます。

 一方、女性側の意見としては、「近い場所に住んでいるので、ちょっとした空き時間ができればLINE一本で20分後に会えてしまう」「ママ友にアリバイ工作をお願いしやすい」などが聞かれます。PTA世代は、自由になるお金と時間が限られている世代です。「すぐに会える」「高級ホテルを必要としない」「協力的な友達がいる」のは環境として最適のようです。

 しかし、社会のルール上、配偶者以外の異性と性的交渉を持つことは禁じられています。SNSやメッセージアプリなどの便利なツールの普及で、男性と女性はつながりやすくなりました。しかし、その便利さにとらわれ、リスクを省みず行動していると大変なことになります。

「禁じられているから、余計に燃える」という不倫経験者の声は無視し、バレたときの家族の気持ちを考えてください。大事なのは、自分と夫(妻)の関係を省みる時期が来たと気付くことです。隠しながらずるずると長引かせては、配偶者を思う気持ちが薄れていきます。

「彼(彼女)と3年後どうしていたいのか」と自問したとき、「お互いに離婚し、再婚したい」という結論が出たら、現在の配偶者とすぐに話し合いの場を持ちましょう。それは既に、夫婦関係に亀裂ができている証拠です。そうでないなら、不倫の関係を即刻終わらせてください。配偶者との未来を充実させるために、ひとときの恋にエネルギーを使っている場合ではありません。

(「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美)

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三松真由美(みまつ・まゆみ)

恋人・夫婦仲相談所 所長(すずね所長)・執筆家

夫婦仲・恋仲に悩む女性会員1万3000名を集め、「結婚・再婚」を真剣に考えるコミュニティーを展開。セックスレス・ED・女性の性機能に詳しく、性を通して男女関係をよくするメソッドを考案。20代若者サークルも運営し、未婚世代への結婚アドバイスも好評を呼ぶ。恋愛・夫婦仲コメンテーターとしても活躍中。著書は「夫婦の『幸せ循環』を呼ぶ秘訣」 (講談社)「モンスターワイフ」(同)「40歳からの女性ホルモンを操る53の習慣」(扶桑社)「堂々再婚」(wave出版)など多数。恋人・夫婦仲相談所(http://fufunaka.com/)、公式LINEアカウント(https://lin.ee/oTQa13s)、YouTubeチャンネル「保健室の未遊先生」監修(https://www.youtube.com/channel/UC5g3tx7uJqSTszEHTwWYCIA?sub_confirmation=1)。

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