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飼い犬が失踪…何をしたら? ほぼ日が「迷子捜しマニュアル」制作、手順分かりやすく

大事なのは「迷子予防」

Q.マニュアルの中で特に重要な点は。

藤原さん「『迷子猫捜しマニュアル』『迷子犬捜しマニュアル』と題してはいますが、実は一番大切なのは、『迷子になるのを予防すること』。冒頭の『知っておいてほしいこと』には、迷子になる原因と予防策を書いています。

猫の場合、飼い主が窓や扉を開けた瞬間に外へ飛び出すケースや、他の猫との接触で普段移動しない場所に迷い込んでしまうことなどがあります。対策として、脱走防止用の策を設置し、室内飼いを徹底することや、連絡先を記した首輪の装着、設置を提案しています」

Q.このマニュアルがあることで、どういう効果が期待できますか。

藤原さん「『何をやればいいのか』が時系列で具体的に書いてあるので、焦らずに捜索できると思います。また、『周囲の人間を頼ってもいい』ことも強調しているので、飼い主が捜索中に孤立することを防げると思います」

田中さん「迷子捜しの基本は『できるだけ早く、できるだけ多くの目で』に尽きます。さらに、飼い主と、迷子捜しに協力してくださる人たちがこのマニュアルを使って効率的に漏れなく捜索作業を進めることができれば、迷子が見つかる可能性は高まります」

 マニュアルについて、現場の獣医師はどのように捉えているのでしょうか。成城こばやし動物病院院長の小林元郎さんに聞きました。

Q.今回のマニュアルを、獣医師としてどのように見ておられますか。

小林さん「非常に助かります。病院にも、『犬や猫が迷子になったので病院にチラシを掲示させてほしい』といった相談があります。ペットがある日突然いなくなることは、飼い主にはとてもつらいことです。しかし、ペットの捜索はわれわれの専門外で、できることは院内にチラシを掲示する程度です。

このマニュアルがあれば、わらにもすがる思いで相談にお見えになった人に紹介できますし、プリントアウトして病院で配布することもできます。獣医師や動物病院の間でも活用が進むことを期待しています」

「迷子猫捜しマニュアル」「迷子犬捜しマニュアル」は「ドコノコ」のアプリ、または「ドコノコ」のホームページから無料でダウンロードできます。

(オトナンサー編集部)

【画像】迷子捜しマニュアルの概要

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小林元郎(こばやし・もとお)

獣医師

米ニューヨーク州マンハッタンのAnimal Medical Centerにて研修(1990~1991年)。1993年、成城こばやし動物病院を開業。公益社団法人東京都獣医師会副会長、先制動物医療研究会副会長、東京城南地域獣医療推進協会(TRVA)理事、アジア小動物獣医学会所属。

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