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汗をかかない、ゆる副業「せどり」 正しく行えば誰でも稼げるようになるって本当?

近著に「もっと世界一やさしいAmazonせどりの教科書1年生」がある、クラスター長谷川さんに「せどりの技術」について伺います。

アマゾンの段ボール箱(2017年8月、時事通信フォト)
アマゾンの段ボール箱(2017年8月、時事通信フォト)

 正しく取り組めば、最初の3万円を手にするには30日程度、その後、普通にやれば、週2回の仕入れで月収20万円を達成できるでしょう。うまくいけば、1人で月100万円の利益を上げることも可能です。月100万円あれば、大抵のお金の問題は解決しそうですね。

「これは至って普通のリアルな話です」。このように説明するのは、せどらー兼せどりコーチのクラスター長谷川さん。近著に「もっと世界一やさしいAmazonせどりの教科書1年生」(ソーテック社)があります。今回は、安定的に稼ぐ「せどりの技術」について伺います。

そもそも「せどり」って何?

 せどり(競取り、背取り)とは、元々、古書店で相場よりも安く売られている本を買い付けてほかの古書店に高く売り、差額で利益を出す商いのことをいいます。江戸時代から存在するビジネスモデルで、今では、オンライン販売が主流のスタイルとなっています。商品も古本だけではなく、DVDやゲーム、おもちゃ、家電など広範囲に及んでいます。

 販売先は、Amazon、楽天ショップ、Yahoo!ショッピングのようなネット店舗から、ヤフオク、楽天オークション、イーベイといったオークション、スマホアプリの、メルカリ、ラクマなどへ拡大しています。中でも、ポピュラーなAmazonが稼ぎやすいと長谷川さんは解説します。

「せどり業界では『ライバルが増えてしまって稼げない』『せどりはもう飽和してしまった』『地方だからもうからない』といったことがネット上にたくさん書き込まれています。私は一度たりとも、『稼ぐのが難しくなってきた』と感じたことはありません。現在は、稼げるツールもあふれ返っているので、昔とは比べものにならないくらい稼ぎやすくなっています」(長谷川さん)

「地方で稼いでいる人に聞くと、『地方はライバルが少ないので、せどりをするにはおいしいですよ』なんて言われます。北海道でも沖縄でも月商200万円くらい稼いでいる人がいます。正しくせどりをすれば、日本全国で稼ぐことが可能です」

 稼げる人は、どのような環境にいても稼ぐことがうまいようです。これには、センスが影響します。そのためにも、正しい方法を覚えておかなければなりません。

なぜ、Amazonで販売するのが効果的なのか

 Amazonでは、毎月4000万人以上の人が買い物をするので非常に回転率がいいと言われています。日本人の3人に1人が買い物をしている計算ですが驚異的です。また、Amazonにはフィフィルメント(FBA)という、Amazonが商品の保管や注文処理、出荷、配送、決済、返品なども全てやってくれるサービスが存在します。これを提供しているのはAmazonのみです。

「仕入れ商品をAmazon倉庫に送りさえすれば、あとは、お客さまが欲しい商品を勝手に買っていってくれます。2週間ごとに、売れた商品のお金が振り込まれるのを待つだけです。このサービスを使わずに全ての作業を自分でやるとなると毎日、発送業務に追われて、利益を生み出すための仕入れの時間がつくれなくなります」

「ほかにもメリットがあります。それは、販売率が飛躍的に伸びる上に、商品を高値で売れることです。Amazonで買い物をするお客さまは、今すぐに商品が欲しいと思っています。大きく稼ぐには、このサービスを使わなくてはいけません」

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「3行で人を動かす文章術」(WAVE出版)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

筆者への連絡先
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