電車内で化粧、ものを食べる…マナーを守れない人は「公私混同」を理解できない人だ
電車など公共の場所におけるマナーがたびたび話題になります。なぜ、それがいけないことなのか、あなたならどう考えますか。

以前、東急電鉄の車内のマナー向上を目的とした広告がネット上で議論を巻き起こしたことがあります。「都会の女はみんなキレイだ。でも時々、みっともないんだ」。「女性蔑視だ」「男性の酔っ払いの方がみっともない」などの批判の声が上がりました。
これは、マナー向上の話であって女性蔑視ではありません。さらに、男性の酔っ払いと比較することに意味はありません。ここで分かりやすい答えを紹介します。
浄土真宗本願寺派僧侶、保護司で、日本空手道昇空館館長も務める向谷匡史さんの見解です。近著に「あなたは『孤独』にどう向き合うのか?」(サンエイ新書)があります。
向谷さんにはいくつかの顔があります。週刊誌の記者を経て作家になり、著書は100冊を超えます。代表作は「ヤクザ式交渉術」「ヤクザ式心理術」などの「ヤクザ式」シリーズで、政治家の交渉術や人心掌握術を独自に分析したメソッド本にも定評があります。
他人に迷惑がかかることを諭す
筆者は、化粧に限らず、電車の中で席に座ってものを食べている人が増えたことが気になります。おにぎりやパンならかわいいもの、先日は、フライドチキンを食べている人がいました。隣で「くちゃくちゃ」やられると不快になります。しかも、臭いが半端ではありません。思わず鼻呼吸を止めました。
いつごろから、そんな姿を目にするようになったのかは定かではありませんが、売店の発展と無関係ではないような気がします。駅のコンビニで食べ物を購入し、電車に乗り込んでいるという流れなのかもしれません。向谷さんは「私は子どもにも孫にも、電車内での飲食は絶対にさせない」と強調します。以下のようなことがあったそうです。
「孫娘が低学年の頃ですが、電車に乗って遊園地に遊びに行く途中、リュックからお菓子を出そうとしたので『電車の中で食べたらダメだよ』と言いました。孫娘は不服そうな顔で『どうして?』と問いかけてきました。『○○ちゃんだけでなく、電車でものを食べるのはみっともないことなんだ。あそこで食べてる高校生は、そのことを知らないんだね」(向谷さん)
この時、離れた席では高校生が菓子パンを食べながら、ワイワイ話をしていたそうです。その姿に目をやりながら、「どうして私は食べてはいけないの?」と疑問を抱くことは当然かもしれません。
「電車はみんなが一緒に乗っているでしょう。その中で、パンやおにぎり、お菓子を食べたりすると、においを嫌がる人がいるかもしれないよね。クチャクチャとかむ音が嫌いな人だっている。ジュースを飲んでいると、電車が揺れたときにこぼすことだってあるでしょう。だから、電車の中では食べたり飲んだりしてはいけないんだよ」
「ものを食べるのは、おうちかお店。裸になるのはお風呂。ちゃんと場所が決まっているんだ。お風呂で食事したらおかしいよね。場所をきちんと守れないのは、恥ずかしいことだよ」
注意をするときは、諭すことが必要です。これは、子どもに限らず大人の世界であっても同じでしょう。諭すことができなければ相手が腹落ちをすることができません。
公私混合はだめ、は分かる。ただ、
>電車の中は公共の場であり、ものを食べることは公において私事をやっていることです。
これは理解が難しい。駅弁や、弁当・飲み物の車内販売などと、どう整合をとるのか。
記事筆者です。通勤を目的とした在来線は飲食禁止と考えます。新幹線やグリーン車などは旅客だから飲食は認められています。
鉄道営業について規定した『鉄道営業法』では、係員は、車内における秩序を乱す旅客を、車両外や鉄道敷地外に退去させることができるとされています。罰則はないものの乗客のマナーが必要になることは言うまでもありません。
>記事筆者です。通勤を目的とした在来線は飲食禁止と考えます。新幹線やグリーン車などは旅客だから飲食は認められています。
誰が禁止して、誰が認めているのでしょうか?
また新幹線やグリーン車で業務出張する人もいますね。
物を食べるのが私事であって人前でやってはいけないのであれば、レストランや外食産業は成り立ちませんね。
もちろん他の乗客に臭い音で迷惑をかける場合や、飲食物を付けてしまう恐れがある時はマナーとして食べてはまずいでしょうが、その心配がなければ私は問題ないと考えます。
>鉄道営業について規定した『鉄道営業法』では~
これは本文や質問の内容とは関係ありませんね。
なぜなら鉄道営業法では車内での飲食を明確に禁止事項に定めていないですからね。
ご自分の発言に説得力を付けるための不要な引用と思われます。